ローランドの電子ピアノの特徴
ローランドの電子ピアノは音の美しさと鍵盤の反応の良さが持ち味です。
その演奏性や音色から、クラシックばかりではなくポップスを演奏することも多い方にオススメです。
国外メーカーと思われる方も多いですが、ヤマハ・カワイに並ぶ日本の大手楽器メーカーです。
シンセサイザー、電子ピアノ、電子オルガン、電子ドラム、ギターアンプなどあらゆる電子楽器を製造していて、ローランドを使用するプロミュージシャンは国内外に多数います。
ローランドの電子ピアノは、生ピアノを製造しているメーカーにも引けを取らない完成度
ローランドは電子楽器専門のメーカーですから、アコースティックピアノは作っていません。
にも関わらず鍵盤やタッチの質感は、ヤマハやカワイと比較しても遜色なく、これだけの品質の高さを誇っているのにはただただ驚きです。
しかも
鍵盤の象牙調仕上げ
88鍵ステレオサンプリング
グランドピアノ特有のクリック感の再現
音色の無段階変化
これらの技術はすべてローランドが電子ピアノで初めて実現させたものなのです。
鍵盤は強弱に対する反応が非常に良く、とても滑らかな音の変化を表現できます。
ただ、「ローランドの鍵盤は軽い」という意見も時折目にしますが、
「ローランドの鍵盤は本当に軽いのか?」にもある通りで、実はそうでもなかったりします。
音は非常にクリアで繊細な美しい響き。
特に上位機種では音に立体感・奥行きがあり本物の音のように感じられます。
鳴っているのは手元・足元なのに、ピアノの向こう側からも聴こえてくるようです。
ただし、どう弾いても綺麗な良い音がするので、上手に弾けていると錯覚してしまうかもしれません。
このように音が良いことがデメリットになる場合もあります。
電子楽器としての完成度を追求しているのがローランドなのです。
指の力に繊細に反応するため、強弱の表現が非常にしやすい
音は美しく澄んでいて、立体感・臨場感がある
グランドピアノらしさよりも、電子楽器としての完成度を追求している
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ローランド電子ピアノ比較表
価格(税込) | 鍵盤 | スピーカー 数 |
音源 | 最大同時 発音数 |
サイズ(単位:cm) 幅x奥行x高さ |
|
LX708 | ¥512,600 ※1 | ハイブリッド・ グランド鍵盤 |
8 | ピュア・アコースティック・ ピアノ音源 |
無制限 ※2 | 139.5 x 50.2 x 125.3 |
KF10 | ¥352,000 | PHA-50鍵盤 | 4 | スーパーナチュラル・ピアノ・ モデリング音源 |
無制限 ※2 | 139.6 x 33.7 x 91.0 |
LX706 | ¥308,000 | ハイブリッド・ グランド鍵盤 |
6 | ピュア・アコースティック・ ピアノ音源 |
無制限 ※2 | 138.3 x 49.3 x 111.8 |
LX705 | ¥242,000 | PHA-50鍵盤 | 4 | ピュア・アコースティック・ ピアノ音源 |
無制限 ※2 | 138.3 x 46.8 x 103.8 |
HP704 | ¥198,000 | PHA-50鍵盤 | 4 | スーパーナチュラル・ピアノ・ モデリング音源 |
無制限 ※2 | 137.7 x 46.8 x 111.3 |
DP603 | ¥170,500 ※3 | PHA-50鍵盤 | 2 | スーパーナチュラル・ピアノ・ モデリング音源 |
無制限 ※2 | 139.8 x 37.7 x 78.3 |
HP702 | ¥154,000 | PHA-4 スタンダード鍵盤 |
2 | スーパーナチュラル・ピアノ・ モデリング音源 |
無制限 ※2 | 137.7 x 46.8 x 106.7 |
RP701 | ¥115,500 | PHA-4 スタンダード鍵盤 |
2 | スーパーナチュラル・ ピアノ音源 |
256 | 136.6 x 46.3 x 102.7 |
RP501 | ¥101,750 | PHA-4 スタンダード鍵盤 |
2 | スーパーナチュラル・ ピアノ音源 |
128 | 137.8 x 42.3 x 99.2 |
F-140R | ¥99,000 | PHA-4 スタンダード鍵盤 |
2 | スーパーナチュラル・ ピアノ音源 |
128 | 136.1 x 34.5 x 91.0 |
FP30 | ¥74,800 | PHA-4 スタンダード鍵盤 |
2 | スーパーナチュラル・ ピアノ音源 |
128 | 130.0 x 28.4 x 15.0 |
表はスクロールできます。
※1 黒塗装鏡面仕上げの価格。白塗装鏡面仕上げは¥545,600
※2 特定のピアノ音色の時のみ
※3 艶なしカラーの価格。黒塗装鏡面仕上げは¥236,500、白塗装鏡面仕上げは¥258,500
Roland/ローランド 電子ピアノ一覧
それぞれの詳細は、画像をクリックして解説ページでご覧いただけます。
LX706
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Roland/ローランド LX706を解説
ローランドの鍵盤は、ついにこのレベルまで来た! ローランドLX706、とにかく弾き心地が素晴らしいです! もともとローランドの電子ピアノは、弾き手のタッチのわずかなニュアンスも拾う、その ...
ローランド電子ピアノの中でも最上位の鍵盤「ハイブリッド・グランド鍵盤」を搭載しています。
重量感があることで、より正確に、そして自然に演奏できるため、グランドピアノを非常に強くイメージさせてくれる弾き心地が素晴らしい電子ピアノです。
音の面では、一つ一つの音の響き方や、タッチの強弱による音色変化の滑らかさなどがとてもリアル。
さらには6個のスピーカーが生音のような立体感を生み出し、美しい高音・ハッキリとした中音域・重厚な低音を響かせます。
最高の音源が6スピーカーと掛け合わさることで、再現性の高いリアルな聴こえ方に仕上がっている、上質な音です。
LX706は、グランドピアノのタッチ感や音を知っている人にオススメの電子ピアノです。
KF-10 KIYOLA(きよら)
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ピアノが毎日を彩る Roland/ローランド KF-10 きよら
ピアノをライフスタイルとして楽しめます。 ローランドと国内大手家具メーカー「カリモク家具」とのコラボレーションによって生まれた、新しいコンセプトの電子ピアノです。 魅力は何と言っても、そ ...
木材家具・インテリアメーカーの"カリモク"とのコラボで生まれた、他にはないスマートでスタイリッシュなルックスが印象的な電子ピアノです。
その美しい曲線のフォルムだけではなく、鍵盤と音にもローランドの高度な技術が盛り込まれているため、見た目だけに止まらない能力を持っています。
演奏感だけでなく、見た目もでもピアノを楽しみたい大人の方には、このKF10がオススメです。
LX705
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Roland/ローランド LX705を解説!
さらに臨場感あふれる良い音に進化した電子ピアノ 生ピアノの代替品ではなく、電子ピアノという一つの楽器としてのクオリティを追求しているローランド。 LXシリーズは、HPシリーズよりもさらに良質なタッチと ...
タッチに対する反応の精度が高いのは、解説記事や他記事で何度もお伝えしている通りです。
音源には、前述のLX706と同じ「ピュアアコースティック音源」が搭載されているため、
30万円クラスと同等の、リアルなピアノの音が再現されています。
加えて、背が高くサイズがやや大きめな筐体であることで、HPシリーズよりも音の響きが豊かです。
タッチ感以上に音の再現力を求めたいならLX705がオススメです。
HP704
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Roland / ローランドの電子ピアノ、HP704をレビュー&解説
弾き心地・音質、共に優れたクオリティで、長く使えるモデル 2019年4月に発売となった、ローランドの電子ピアノ、HP704を解説していきます。 価格は税込みで¥198,800です。 HP ...
安定した鍵盤の駆動と、臨場感のある音質なので、正確な指使いと聴きとる力をしっかりと養っていけるモデル。
上位機種さながらの基本性能で、初心者〜経験者まで納得・安心して使える電子ピアノです。
価格・性能、どちらもちょうど中間に当たるモデルのため、
価格があまり上がりすぎず、かつ上達しても使い続けられるものを選びたい方にオススメです。
DP603
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省スペース&優れた鍵盤の電子ピアノ Roland/ローランド DP603
コンパクトサイズでもタッチ感を重視する方に最適の電子ピアノ ローランドのDP603は、カラーによって価格が変わります。 販売価格は 白塗鏡面艶出しで¥258,500 黒塗鏡 ...
なんといっても、奥行きの短さによるコンパクトサイズで、部屋に置きやすい電子ピアノ。
アパートなどで一人暮らしをしている方には嬉しいモデルです。
小さいと言えども鍵盤は上位機種と同じPHA-50鍵盤を搭載し、抜群の弾き心地を誇りますので、経験のある大人の方でも十分に楽しめます。
グランドピアノに近い弾き心地を重視するけれど、スペースをあまりとらない電子ピアノを選びたい方にオススメです。
HP702
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Roland/ローランド 15万円クラスの電子ピアノ HP702を解説!
音の再現力を重視したエントリーモデル! 2019年4月に発売された、ローランドのHP702。 価格は¥154,000(税込)です。 HP702の最大の特徴は、グランドピアノの音の鳴り方を ...
ピアノの音を構成する「楽器全体の共鳴音」をしっかりと再現する音源「スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源」を搭載することで15万円クラスでもリアルな音を鳴らしてくれる電子ピアノです。
本物に近い音で練習することで、様々な音の表現を身につけていくことができます。
予算を上げすぎず、でもできるだけグランドピアノに近い音が出るものを選ぶならHP702です。
RP701(NEW!)
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Roland/ローランドの電子ピアノ「RP701」を解説!【価格は¥105,000(税抜)】
1台目として選びやすいからこそ、基本性能にこだわられた電子ピアノ 2020年11月に発売された、ローランドの電子ピアノ、RP701。 電子ピアノとしては購入しやすい価格で、F140Rなどのコンパクトな ...
入門モデルながら、生ピアノのような音の太さを求めて設計されています。
具体的には
- スピーカーから鳴る音が太くなるよう調整されている
- 下位モデルのRP501よりも奥行き・高さを持たせ、筐体がより響くようにした
この2点によって、全体的な音が豊かになるようになっています。
ピアノを始めて間もないお子さんの一台目としてオススメです。
RP501
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オススメポイントは、演奏のしやすい鍵盤! Roland/ローランド RP501
気持ち良く弾ける、軽やかな鍵盤が特徴的。 市場販売価格は税込みで¥101,750です。 鍵盤はやや軽めな感触ですが、グランドピアノらしさを感じられるための工夫がしてあるので、決してスカスカではありませ ...
F-140Rなどのスタイリッシュ型の電子ピアノと鍵盤は同じです。
そのため、「もっと安いモデルを選んでも同じなのでは?」と思うかもしれません。
しかし、スピーカーの形状が違いますし、筐体も大きいため、音の響き方・聴こえ方にグランドピアノらしさが生まれます。
鍵盤の精度が十分に活き、グランドピアノをイメージできるような作りになっていますから、
お子さんがレッスンに通うなら、まずこの10万円以上の物を選びましょう。
「子どもがピアノを続けてくれるか不安...」
そんな方はまずこのRP501で練習して、何年か続けた後に上位機種に買い替えても良いというお考えであれば、一台目として最適です。
F-140R
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スリム・コンパクトな電子ピアノ、Roland/ローランド F-140Rの能力をチェック!
コンパクトかつ高いスペックの電子ピアノ ローランドのスタイリッシュ型電子ピアノ、F-140Rは市場販売価格が10万円前後です。 他メーカーのスタイリッシュ型と同様に、奥行きのサイズはA4用紙一枚分でコ ...
A4用紙の長辺1枚分の奥行きで、置き場所を大きく取らないことが魅力のスタイリッシュタイプ。
しかしながら、小さいサイズといえども演奏感は15万円クラスのHP702と同じであるため、細やかなタッチのニュアンスや指の動きにしっかりと反応してくれます。
特にF-140Rのようなコンパクトなタイプの電子ピアノは、大人の方が趣味で購入する場合も多く、
そうなると時間帯や住宅環境の問題で、周囲への配慮でヘッドホンを装着しての演奏が多くなるのではないでしょうか。
そんな場面でも、F-140Rは実際のグランドピアノのように「奥行き感のある音」で聴こえる機能があるため、音質にも妥協することなく演奏を楽しむことができます。
今はレッスンに通ってはいないけれど、家でピアノを楽しみたい経験者の大人の方にオススメです。
FP30
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お手頃・コンパクト、なのに良い鍵盤 Roland/ローランド FP-30
お手頃・コンパクト・良い鍵盤の電子ピアノを選ぶなら、コレしかない! ローランドのFP-30は、ヤマハのP-115やCASIOのPXシリーズと同じスタイリッシュタイプの電子ピアノです。 価格は¥73,4 ...
生産完了
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20万円クラスと同じ弾き心地! Roland/ローランド HP603A(生産完了)
基本的にHP603との違いはナシ。 市場販売価格では¥172,800です。 HP603がHP603Aとしてマイナーチェンジしました。 しかし鍵盤や音といった基本性能はHP603と変わりがありません。 ...
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入門モデルなのに鍵盤は上位機種と同じ! Roland/ローランド HP601(生産完了)
RP501とHP603Aの中間の性能 今までのHPシリーズは型番の末尾が「3」のHP603から始まり、そこからグレードが上がっていくラインナップでしたが、新たに入門モデルとしてHP601という型番の電 ...
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Roland/ローランド LX-17(生産完了になりました)
全メーカー中最多のスピーカー数! 市場販売価格は、黒塗鏡面艶出しで¥442,800、白塗鏡面艶出しで¥496,800です。 ローランドの最高峰の電子ピアノLX-17。 なんとスピーカーの数は全メーカー ...
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【中古でもオススメ】Roland/ローランド HP605(生産完了)
ローランド HP605のオススメポイント 市場販売価格は¥215,310(鏡面艶出しのHP605PESは¥266,620)でした。 電子ピアノの価格帯としては中盤に位置しながらも、鍵盤や音のクオリティ ...
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Roland/ローランド HPi-50e(生産完了)
充実のレッスン機能。みんなが楽しめる電子ピアノ 市場税込販売価格は¥270,000 → ¥213,840です。 このHPi-50eの最大の特徴は、一目で分かるとおり譜面台に搭載された液晶 ...
比較ページ
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Roland/ローランド 2019年4月の新製品 HP700シリーズを比較・解説!
まったく予想していなかったHP700シリーズの発売 すっかり不意打ちを喰らったような気分です。 ローランドはHP605、LX7、LX17の後継機種としてLX700シリーズを2018年10月に発売しまし ...
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Roland/ローランド RP501をHP603Aと比較する
鍵盤と音、両方に大きな違いがあります ローランドのRP501と、そのひとつ上のモデルであるHP603Aを比較します。 よりキレイな音でタッチ感が良いのは、やはり価格が上のHP603Aです。 ※HP60 ...
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長く使うか、予算を抑えるか。 Roland/ローランド RP501 と HP601 を比較する
RP501の鍵盤をレベルアップさせたのがHP601 ローランドのRP501(¥99,900)と、その一つ上のランクのHP601(¥149,580)を比較します。 この2機種の最大の違 ...
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音のリアルさが違う! Roland/ローランド HP603A と HP605 を比較する
圧倒的な音質の違い ローランドのHP603A(¥172,800)を、HP605(¥215,460)と比較します。 HP603AとHP605はそんなに違うの? という疑問を持つ方も多いと思 ...
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