予算は抑えめでも木製鍵盤を選びたい方にオススメ
市場販売価格で¥181,900前後です。
はじめて電子ピアノに木製鍵盤を使用したメーカーはカワイです。
その鍵盤に対するこだわりは今でも変わりなく、20万円を切る価格で木製鍵盤を搭載しているのは他メーカーを含めてもこの機種だけです。
木製鍵盤の質感と、やや重めの弾き心地はグランドピアノらしさが感じられて、しかも20万円以下!
価格も鍵盤もとても魅力的ですので、この価格帯でお探しの方にはオススメの機種です。
また、後継機種が発売されましたので価格が下がっています。
後継機種はCA58で、価格は¥214,920です。
お買い得なのはメーカーの在庫がある限りなのでお早めに!
木製鍵盤を使用した電子ピアノでは、一番求めやすい価格。
タッチ感はやや重めで、レットオフフィールもあるため、鍵盤の感触は20万円以下としてはグランドピアノに近い。
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鍵盤
CA17の鍵盤の特徴です。
2.タッチの強弱にしっかり反応
3.指先に感じるわずかなクリック感
4.指が滑りにくい表面加工
① 木製鍵盤
CA17は木製鍵盤のため、樹脂製の鍵盤のCN37やCN27よりもさらにどっしりとした安定感があります。
そのため弾いた感触がよりアコースティックピアノに近づいています。
また指先に木の温もりが伝わるので、ピアノらしさも感じることができます。
② タッチの強弱にしっかり反応
強く弾いた時は重く手応えがあり、弱く弾いた時は軽やかに。
タッチの強弱に応じて鍵盤の重量感も変化するようになっているため様々な演奏・表現がしやすいのです。
また構造はグランドピアノと同じで、鍵盤を押すとその奥にあるハンマーを跳ね上げるシーソー式です。
③ 指先に感じるわずかなクリック感
鍵盤をゆっくり押していくと途中でカクッと引っかかる場所があります。
これはアコースティックピアノの「鍵盤がハンマーを動かして弦を叩く動作」の過程で発生するもので、それを再現したものです。
レットオフフィール 解説ページへ
カワイの電子ピアノはこの機能をエスケープメント機能ではなく「レットオフフィール」と呼んでいます。
このレットオフフィールがあることで小さい音の表現力がよりつけやすくなりますし鍵盤の動作自体もピアノらしくなるので、リアルな感触に近づきます。
④ 指が滑りにくい表面加工
鍵盤の表面を象牙調仕上げにすることで、指が滑りにくくなり、運指の安定性が向上します。
この仕上げを施すと、鍵盤の表面に指が吸い付くためフィット感がよく、水分をはじいてくれる、という機能性を備えます。
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音
CA17の音の特徴です。
② ヘッドホン装着時もリアルな音
③ 音の機能
① 4スピーカー
スピーカーはメインと手元の左右2カ所、合計4つを搭載しています。
メインスピーカーからは高音域〜低音域までの全音域を発音担当。
手元の小さなスピーカーには高音域を担当させることで、グランドピアノのような煌びやかな音をプラスさせています。
やはりメインスピーカーのみを搭載した電子ピアノと比較すると、音の厚みと高音のキレイさに違いがあるのがよくわかります。
② ヘッドホン装着時もリアルな音
そしてヘッドホンからの音も耳元だけでなく遠くからも鳴っているような、立体感のある聴こえ方をします。
・全方向からバランス良く聴こえるノーマル
・左右の広い範囲から聴こえてくるようなワイド
・前から音が聴こえてくるフォワード
と、好みの聴こえ方を選ぶことができます。
いずれも臨場感があって、耳元だけで鳴る、いかにも「ヘッドホン」な聴こえ方ではありません。
そのため耳も疲れにくく、快適に演奏でき、楽しく集中して練習ができます。
③ 音の機能
弱く弾いた時の音から強く弾いた時の音までの変化がスムーズで滑らかです。
また、音が鳴ってから消えるまでの減衰音や、音が響いて広がっていく、ピアノ全体の響きなどもしっかり再現されています。
元となる音をサンプリングしている際に、弦が発した音程だけではなくその他の共鳴しているパーツなども含めて録音しているためこういった音が出せるのです。
その他の特徴
操作パネル
操作ボタンはかなり少なめで、ほぼボタンは触らず、電源を入れたらあとは演奏のみに集中するという方に最適です。
ただし画面がないため、例えばメトロノームをONにして加減速すると今鳴っている音がテンポいくつなのかわかりません。
数えながら設定をしないといけない、というのはかなり不便を感じると思います。
ボタンが少ないことで、スッキリして見える反面、ピアノが今どのような状態になっているかが分かりづらい、というデメリットもあります。
サイズ
幅 137cm 奥行き 46cm 高さ 89cm(譜面台を倒した状態)
重さ 59kg
6畳(中京間)、約9.9平米の部屋に置いたイメージです。
縮尺20分の1
〜参考〜
ベッド 幅 97 × 丈 195 cm
学習机 幅100 × 奥行き60 cm
比較
CA17を、同メーカーで一つ上の価格帯のモデルであるCA67と比較したページです。
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KAWAI/カワイ CA17とCA67を比較する(どちらも生産完了)
CA17の性能を一段階パワーアップさせたのがCA67 カワイのCA17とCA67を比較します。(※どちらも生産完了しています) この2機種は、木製鍵盤を搭載。 グランドピアノの鍵盤が持っているクリック ...
最後に
このKAWAIのCA17は、木製鍵盤モデルでいちばん求めやすい価格となっています。
価格を少し抑えつつも、鍵盤(演奏感)や表現力にグランドピアノらしさを持っています。
価格と性能のバランスが良いので、非常にオススメの電子ピアノです。
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