中古もオススメ YAMAHA/ヤマハ CLP-545(生産完了)

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ヤマハの電子ピアノで木製鍵盤を選ぶならCLP-545!

市場販売価格はおよそ20万円でした。

 

CLP-545の後継機種、CLP-645の詳細とオススメポイントは以下から確認できます。

ヤマハ CLP-645の詳細はコチラ

 

ピアノと言えばヤマハ。

そのイメージ通り電子ピアノであっても随所にピアノらしさを盛り込んでいます。

特にCLP-545以上の機種からは鍵盤が木製鍵盤になるので、弾き心地がグッとグランドピアノに近づきます。

 

やはりピアノは弾いた感触がとても重要ですから、鍵盤の良さで選ぶなら、木製鍵盤は外せません。

余談ですが、クラビノーバという名称を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

型名に「CLP」「CVP」と付いているものがクラビノーバと呼ばれます。
(ヤマハの電子ピアノの総称ではありません)

そのクラビノーバの「CLP」はピアノとしての基本性能を追求したシリーズです。

 

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鍵盤

CLP-545の鍵盤の特徴は以下の通りです。

① 木製鍵盤
② 指の滑りを軽減する表面加工
③ グランドピアノが持つ、鍵盤を押した時のわずかなクリック感を再現
④ 高い連打性

① 木製鍵盤

鍵盤は木製鍵盤。

名称は「ナチュラルウッドエックス(NWX)鍵盤」です。

ピアノらしい手触りと手応えがあるので、弾いた感触がしっかりと指に伝わってきます。

樹脂製の鍵盤では、ここまでの弾き心地は得られません。

② 指の滑りを軽減する表面加工

象牙の持つ触り心地と機能性を再現させた仕上げを鍵盤表面に施してあります。

サラッとした感触は指にフィット感をもたらし、水分を弾いてくれる機能性によって、指に汗をかいても滑りにくくなっています。

③ グランドピアノが持つ、鍵盤を押した時のわずかなクリック感を再現

鍵盤をゆっくり押していくと途中で引っかかるポイントがあります。
(ローランドやカワイほど強く感じません)

生ピアノの鍵盤がハンマーを動かして弦を叩くという一連の動作の中にあるクリック感を再現したものです。

これがあることで鍵盤の動きがグランドピアノに近づきますし、弱い音のコントロールがとても良くなります。

④ 高い連打性

ヤマハの電子ピアノは鍵盤の戻りが良いので(弾いて指を離した時、元の位置に戻るスピードが早い)連打性が高く、2つの音を交互に連続で弾く「トリル奏法」にその強さを発揮します。

このトリルができるようになると弾ける曲も増えますし、難しい曲でなくてもトリルを使う事はあります。

また、クラシックに限らずポップスでも用いられるテクニックの一つです。

音の特徴です。

① 4スピーカー
② 自然な音の響き
③ 聴こえにくい音を自動で補正
④ ヘッドホンでもリアルな音

① 4スピーカー

鍵盤の下側にあるメインのスピーカーと、手元より少し上にあるスピーカーを左右2個ずつ、合計4つで鳴らしています。

全音域を鳴らすメインに加えて、手元に中〜高音域を鳴らすスピーカーを搭載することで、音にクリアさと厚みが増します。

そのため特に力強く弾いた時には、その厚みのある音がハッキリと鳴りますのでしっかりとした音圧を感じられます。

この音の圧力はアコースティックピアノに通じるものがあります。

② 自然な音の響き

電子ピアノは録音した音をスピーカーで鳴らしているため、ともすると、いかにも作られた音に聴こえてしまいます。

しかしCLP-545は音の鳴り方を自動で調整する機能を装備。

響きが弱いところを持ち上げたり、響きすぎている部分を抑えたりしてくれるので自然な響きになります。

③ 聴こえにくい音を自動で補正

電子ピアノに限らずですが、"音"は音量が下がると聴こえにくくなる音域があります。

CLP-545は、この聴こえにくくなる音域を自動で補正してくれる機能を持っています。(下図参照)


この機能によって全音域が適正なバランスで聴こえるようになります。

音を小さくしなければいけない状況でも、弾いている自分にはしっかりとした音で聴こえてくるので

「周りへの音が気になって練習に集中できない」などの、音に関する心配事も減ると思います。

④ ヘッドホンでもリアルな音

そして音を出せない時の強い味方がヘッドフォンですが、スピーカーや音を鳴らすシステムが良いのにヘッドホンを着けたら普通の音になってしまってはガッカリです。

そうならないために「ステレオフォニックオプティマイザー機能」を搭載させ、ヘッドホンを着けていても臨場感のある聴こえ方を実現させています。

この機能により、まるでピアノ本体から鳴っているように聴こえます。

そのため耳も疲れにくく集中して練習することができます。

その他の特徴

また、生ピアノは強く弾いた時には硬く、高音の効いたシャープな音色がでますし弱く弾いた時には音量の小さい、丸みのある柔らかい音がでます。

そのタッチの強弱による音色の変化をしっかりと再現。

出したいニュアンスや抑揚をつけることができるので、自分のイメージした音で演奏ができます。

よって曲の雰囲気に合った表現がしやすくなる効果があるのです。

比較ページ

CLP-535と比較したページです。

YAMAHA/ヤマハ CLP-535をCLP-545と比較する(どちらも生産完了)

木製鍵盤か、そうでないかの差は大きい CLP-535を一つ上の機種であるCLP-545と比較します。 CLP-545からは木製鍵盤になるためタッチ感が大幅に良くなります。 またスピーカーも4つになるた ...

中古で選ぶのも非常にオススメ!

後継機種のCLP-645と比較しても、スペック上はそんなに大きな差はありません。

違いといえば、CLP-645には

・VRM機能が付いている

・バイノーラルサンプリング機能が付いている

この二つです。

 

VRMとは、ピアノの様々な共鳴音を再現する機能です。

細かな共鳴音までを再現することで、よりリアルな響きで発音されます。

 

そしてバイノーラルサンプリングとは、ヘッドホンで音を聞いた時に、包み込まれるような音が再現される機能です。

それはまるでヘッドホンを着けていないかのような自然な聴こえ方です。

 

CLP-645はCLP-545と比べると、やや音のクオリティがアップしているんですね。

逆にいえば、そこまで大きな差がない、ということでもあります。

ほんま
それならば、中古のCLP-545を選ぶのも良い選択肢だと思いますよ。

 

ただ、ひと世代前のモデルですから(2019年5月現在)、現役で使っている人も多く、中古市場に出回っている数は少ないようです。

 

最後に

鍵盤・音、ともに生ピアノを追求しバランス良く仕上がっています。

トータルでピアノらしさを持っているのがヤマハの電子ピアノ。

鍵盤だけはなるべく良いものを、とお考えの方にとてもオススメです!

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