価格は抑えめでもピアノらしさを求めたい方にオススメ
市場販売価格は15万円前後でした。
すでに生産完了となっています。
後継機種はCLP-635です。
CLP-635の詳細やオススメポイントは以下からご覧になれます。
CLP-535は、クラビノーバシリーズで一番買い求めやすい価格の商品です。
10万円クラスのモデルと比較すると、鍵盤がアコースティックピアノにより近づき、音質が向上。
電子ピアノとして大きくレベルアップしながらも価格は上がり過ぎません。
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鍵盤
CLP-535の鍵盤の特徴です。
② 鍵盤を押した時のわずかなクリック感
③ 指が滑りにくい表面
① 樹脂製ながら手応えのある鍵盤
グレードハンマー3X鍵盤という名称です。
樹脂製ということもあって、少しフワフワした演奏感のため強弱のコントロールは若干難しく感じます。
ただ、重みは感じられるため、「弾いた」という手応えは伝わってきます。
そのため力強く弾いたり優しく弾いたりというニュアンスが10万円クラスよりもつけやすくなっています。
また、指を鍵盤から離した時の戻り方も自然です。
この「戻り」が遅いと、指のスピードに鍵盤が追いつかず正確に打鍵できなくなり演奏に支障がでてしまいます。
② 鍵盤を押した時に感じるわずかな引っかかり
グランドピアノは、鍵盤を押したときにハンマーが弦からスッと離れて、弦の振動を止めないようにする仕組みを持っています。
その仕組み上、鍵盤をゆっくり押していくと途中でわずかにひっかかりを感じます。
これをエスケープメントと言います。
エスケープメント機能 説明ページへ
CLP-535もエンスケープメントによるひっかかりを再現しています。(ひっかかり感はカワイ・ローランドよりも弱めです)
これによって小さい音での演奏時に鍵盤のコントロールがしやすくなり、演奏感にリアルさが出ます。
③ 指が滑りにくい表面
指に吸いつく手触りと、撥水性・吸湿性の高さによって、長い時間の演奏で指が汗ばんでも滑りにくくなります。
象牙調仕上げと呼ばれ、指にフィットするので触り心地も良く、滑り止めの効果を得られるのが特徴です。
音
音の特徴です。
② グランドピアノの音の響き方を追求
③ 音色変化の滑らかさ・自然さ
④ 出音を自動で調整
① 2スピーカー
スピーカーはメインの2つだけで鳴らしています。
この時、筐体内部でも響いている音があるのですが、それを外に逃がす設計になっているため音がこもらずスッキリした聴こえ方になっています。
② グランドピアノの音の響き方を追求
アコースティックピアノは、弦だけではなくあらゆるパーツが共鳴することで発音しています。
そのあらゆる共鳴音も鳴らしていますので、スカスカな音ではなく、厚みを持った音になっています。
③ 音色変化の滑らかさ・自然さ
図のように、弱いタッチでは音量が小さく、丸く柔らかい音が。
強いタッチで弾くと音量は大きくなり硬く鋭い音が出ます。
アコースティックピアノのようにタッチの強さに対して音色の変化が滑らかにつくようになっています。
④ 出音を自動で調整
電子ピアノに限らず、音というのは音量が下がると聴こえにくくなる音域があります。(下図参照)
その音域を自動で補正してくれる機能を持っているので、音量を下げても全音域が適正なバランスで聴こえるようになります。
大きな音を出せない状況でも、弾いている自分にはしっかりとした音で聴こえてくるので、周りへの配慮をしつつ練習することができます。
比較
こちらのページでCLP-535を他モデルと比較しています。
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木製鍵盤か、そうでないかの差は大きい CLP-535を一つ上の機種であるCLP-545と比較します。 CLP-545からは木製鍵盤になるためタッチ感が大幅に良くなります。 またスピーカーも4つになるた ...
最後に
ヤマハの楽器は「誰にでも使いやすいように」というテーマを持って作られていると感じます。
このCLP-535も、もちろんそれは同じで演奏のしやすい、使いやすい電子ピアノです。
予算は抑えめだけれどもそれでもグランドピアノらしさが感じられる機種を、ということならばこの価格から検討してみてください。
中でもCLP-535は「ヤマハ」というブランドの安心感があって人気もあるのでオススメです!
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