気持ち良く弾ける、軽やかな鍵盤が特徴的。
市場販売価格は税込みで¥101,750です。
鍵盤はやや軽めな感触ですが、グランドピアノらしさを感じられるための工夫がしてあるので、決してスカスカではありません。
やや軽い分弾きやすく強弱も付けやすいので弾き心地はしっかりしていますし、この価格帯でもローランドの特徴である音のキレイさは健在です。
レッスンから帰ってきての練習にもしっかりと使える入門モデルです。
10万円台でこれだけ気持ちよく弾ける点は、非常にオススメできる特徴です。
注意点としては、このRP501の弾き心地を基準にしないことです。
あくまでも、グランドピアノとは差がある、ということを忘れないようにしてください。
鍵盤はやや軽く感じるが、その分演奏がしやすい
この価格帯でもローランドらしいキレイな音色
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鍵盤
鍵盤の特徴です。
② 滑り止め加工を施した表面
③ グランドピアノが持つ、鍵盤を押した時のクリック感を再現
① 精度の高いセンサーを搭載
鍵盤の動きを検出する精度が高められた鍵盤を搭載。
鍵盤がどう動いたか、を検出する精度が非常に高いので、細かなタッチの変化にもしっかりと反応してくれます。
また、タッチに対する音の変化もつけやすくなっています。
② 滑り止め加工を施した表面
白鍵の表面は象牙調仕上げです。
これは鍵盤の表面に特殊な処理を施し、象牙の持つ機能を再現させたものです。
手触りがサラサラとしているため指が鍵盤にしっかりとフィットします。
そして水分をはじく機能がありますので、長時間の演奏で指に汗をかいた時でも、その水分によって指が滑ってしまうということを防いでくれます。
必要以上に指が滑ってしまうこともないため演奏感も向上し快適に演奏でき、練習に集中することができます。
ピアノが弾けない方でもこの象牙調仕上げの鍵盤と、そうではない従来のツルツルした表面の鍵盤を触り比べてみると、その違いがハッキリわかります。
③ グランドピアノが持つ、鍵盤を押した時のクリック感を再現
エスケープメント機能と言い、鍵盤をゆっくり押していくと、途中でカクッとひっかかる場所があります。
アコースティックピアノも同じようにこのひっかかりを持っています。
この機能があることで、弾いた感触にアコースティックピアノらしさが増します。
加えて小さい音を連続で弾いたり優しいタッチで音を伸ばしたり、といった表現がしやすくなっています。
音
音の特徴は以下の通りです。
② 透明感のある音色
① 2スピーカー
スピーカーの数は左右に1つずつの、計2つです。
太く力強い低音から、ローランドの強みであるクリアーで透明感のある高音までをしっかりと鳴らすスピーカーです。
ただ、出力は上位機種と比べると少し低くなっています。
例えばHP603Aと比較した時にRP501は、同じ音量で鳴らしたとしても音の太さや音圧感がやや抑えられた聴こえ方となります。
ピアノらしい迫力のある音を出す、となると少し難しいかもしれません。
とはいえ、これだけの綺麗な伸びと拡がりのある音が得られるのはローランドの電子ピアノの大きな強みでしょう。
② 透明感と拡がりのある音色
音質そのものは非常にクリアーで透明感のある美しい音色が魅力的です。
ヤマハの丸みのある音やカワイのダークで深みのある音とはまた一味違い、ピアノの華やかさというものを楽しめます。
特に和音を弾いた時はその美しさが際立ちます。
さらに小さい音から大きい音までの音量変化や、発音してから消えて行くまでの音の伸び方がなめらかですので、自然に聴こえます。
比較
こちらのページではHP603Aとの比較をしています。
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Roland/ローランド RP501をHP603Aと比較する
鍵盤と音、両方に大きな違いがあります ローランドのRP501と、そのひとつ上のモデルであるHP603Aを比較します。 よりキレイな音でタッチ感が良いのは、やはり価格が上のHP603Aです。 ※HP60 ...
こちらは同価格のカワイCN27と比較したページです。
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Roland/ローランド RP501 と KAWAI/カワイ CN27を比較する
同価格帯での比較 ローランドRP501とカワイCN27を比較します。 どちらも販売価格が10万円程のモデルです。 タッチ感に大きな違いがあるこの2メーカー。 鍵盤の重さに慣れたいならCN27、強弱の表 ...
最後に
エスケープメント機能や象牙調仕上げといった機能はその昔は上位モデルに搭載されていたものですが、技術の向上によって今や標準装備になりました。
タッチや音が少しでも良い物を選べば、家での練習が身になります。
そして練習の成果が発揮できればピアノが楽しくなり、レッスンも楽しく通えるでしょう。
また、ローランドの鍵盤は軽い、とよく言われますが、重いからグランドピアノに近いとは一概に言えません。
グランドピアノも調律次第で軽めに設定することができるからです。
RP501の鍵盤は確かに軽めではありますが、その分コントロールしやすく思い切り弾けるので、気持ち良く演奏ができます。
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