音が小さいからこそ聞こえてくる音がある。
電子ピアノの魅力は、なんといっても音量調整ができる事と、ヘッドホンを使って外に音を漏らさず演奏できるところです。
そうです。
「ピアノの音」は消す事ができます。
だから思い切り好きな曲を弾いたり音漏れに不安を持たず集中して練習ができます。
ですが、「消せない音」もあります。
それは...
打鍵音とペダルを踏む音です。
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物理的な音は消せません。
鍵盤を押すと、鍵盤が沈んで、指を離せば鍵盤が元の位置に戻ります。
その時に「カタカタカタカタ...」という音が鳴ります。
また音を伸ばす時には、足元にあるサスティンペダルを踏みます。
これも鍵盤同様に沈んだり元の位置に戻ったりします。

電子ピアノのペダルです。
すると「グッ」とか「ギシッ」という鈍い音や、離し方の勢いが凄いと「ガコン!」という音がでます。
これらはピアノの音が消せる電子ピアノだからこそ目立って聞こえてくる音です。
そしてその鍵盤やペダルが動く時の振動が電子ピアノの筐体を伝わって、床に伝わり、隣や下、斜め下の部屋に伝わっていきます。
そうなると結局は音が漏れている事になってしまいます。
こうなってしまっては、電子ピアノの「音を気にせず練習できる」メリットが台無しです。
実体験として
私が兄弟の家(一軒家)に遊びに行った時のことです。
リビングにお邪魔していたのですが、その時ふと「カタカタカタ...」と音が聞こえてきました。
その音は、姪っ子が2階の自分の部屋で電子ピアノを弾いている打鍵音だったのです。
最近の家は気密性が良いですから、外への音漏れはそこまでひどくないでしょうし、反対に外からの音がはっきりと聞こえるほど家の中に入ってくることも無いでしょう。
しかしこのように振動は屋内から屋内へと伝わっていきます。
一軒家にお住まいであれば家族の理解があるでしょうからまだ良いかもしれませんが、アパート・マンションの場合は問題です。
苦情が来た日には、弾く事が怖くなってしまいます。
ではどうしたら良いか。
専用の防音マットが発売されています
専用の電子ピアノマットを使いましょう。
以下のようなものがローランドさんや大手楽器店の島村楽器さんから発売されています。
サイズは電子ピアノだけが乗る小さいタイプと、
イスの位置まで来る大きいタイプの二種類があります。
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EMUL CPT100M BE 電子ピアノ用 遮音カーペット 【遮音マット】 【エミュール】 価格:12,420円 |
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EMUL CPT300L BE 電子ピアノ用 遮音カーペット 【遮音マット】 【エミュール】 価格:16,524円 |
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価格:15,552円 |
一見すると普通のカーペットのようですが、大幅に音と振動を軽減してくれます。
ホームセンターにちょっとした防音のタイルカーペットなども売っていますが、性能が違います。
カタカタという音の音域で50%近く軽減。高音域は70%程カットする効果があります。
(どちらの数値もRolandのHPM-10の性能です)
フローリングはもちろん、畳に敷いてもOKです。
イス・ヘッドホンに次ぐ必需品です
せっかく良い電子ピアノを選んだのに思い切り練習できなくなってしまったら、とてももったいないですよね。
音だけではなく振動にもしっかりと対策をしましょう!
すでに電子ピアノを持っている方でも、持ち上げて敷けば良いだけです。
ぜひピアノマットを使ってさらに快適な練習環境を手に入れてください!
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