全メーカー中最多のスピーカー数!
市場販売価格は、黒塗鏡面艶出しで¥442,800、白塗鏡面艶出しで¥496,800です。
ローランドの最高峰の電子ピアノLX-17。
なんとスピーカーの数は全メーカー中最高の8個を搭載!
体が音に包まれるような感覚で、非常に気持ちよく演奏することができます。
また天板を開けると、音が本体上部からも放たれ、部屋に広がっていきます。
それはまるでグランドピアノの大屋根を開けたかのようで、上から音が降ってくるようにさえ感じられます。
その他の性能はLX-7と同じで、音の強弱や長短など、演奏者のタッチのニュアンスに正確に反応してくれる鍵盤も健在。
そしてLXシリーズ・HPシリーズの同時発音数(※説明ページへ)は無限のため、どれだけたくさんの音を鳴らしても途切れることはありません。
ローランドの電子ピアノの技術が全て詰め込まれています。
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鍵盤
LX-17の鍵盤の特徴です。
② グランドピアノが持つ、鍵盤を押した時のクリック感を再現
③ 指が滑りにくい表面加工
① 正確な演奏ができる鍵盤
中心を樹脂、両側面に木材を使用したハイブリッド構造の「PHA-50鍵盤」。
木製鍵盤に迫る風合いを持っています。
そして鍵盤の動作が安定するようにスタビライザーというパーツが組み込まれています。
これによって鍵盤が無駄のない正確な動作になるため、指の力をロスなく伝えられるようになり、素早いタッチや細やかなタッチにもしっかりと反応してくれます。
② グランドピアノが持つ、鍵盤を押した時のクリック感を再現
鍵盤をゆっくり押していくと途中でカクッと引っかかりを感じる場所があります。
これはアコースティックピアノ特有の仕組みを再現したもので、エスケープメント機能というものです。
(エスケープメント機能 説明ページへ)
このエスケープメント機能があることで鍵盤をコントロールしやすくなっていて、特に弱い音の表現がしやすくなります。
③ 指が滑りにくい表面加工
白鍵の表面には象牙調仕上げ、黒鍵は黒檀調仕上げです。
指が鍵盤に吸い付くようなフィット感があり、汗をはじいてくれる機能性を持っています。
そのため汗をかいても指が滑りにくくなっています。
集中して演奏ができますね。
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音
音の特徴は以下の通りです。
② 各スピーカーを役割分担
③ まるで本物のような音の響き
④ ヘッドホンを装着してもリアルな音
① 8スピーカー
冒頭でも紹介したように、8つのスピーカーを搭載し、圧倒的な音の再現性を誇ります。
図のように足元に2つ、手元に4つ、天板面2つに搭載されています。
何と言っても手元に4つスピーカーを配置することで、そこに鍵盤やハンマー、弦が存在するかのような臨場感を生み出しているのが大きなポイントです。
さらに開閉可能な天板はアコースティックピアノのようです。
その天板面に配置されているスピーカーは、よりリアルな響きにするため配置を左右非対称にするといった工夫がされています。
② 各スピーカーを役割分担
まずアコースティックのピアノは、鍵盤を弾くとハンマーが動き弦を叩きます。
そして叩かれた弦が振動し音を発するのですが、その時に弦だけではなく、あらゆるパーツが共鳴して混ざり合い、一つの音となります。
下図のように再生する各パーツの音を、それぞれのスピーカーに分担させる事で本物の音のような聴こえ方になっています。
上部のスピーカーからはフレーム、弦の共鳴、反射・反響している細かな音。(緑)
手元のスピーカーは弦の響きや鍵盤から発している音といった、ダイレクトに伝わる部分を担当。(黄色)
これは前述の通りスピーカーが4つあることで手元に様々なアコースティックピアノのパーツがあって、それが発音しているようにさえ感じます。
足元からは響板の響きや胴鳴りなどを再生しており、ピアノ特有の太く迫力のある低音が響きます。(青)
③ まるで本物の音のような響き
アコースティックピアノの細かく複雑で、わずかな共鳴までをも丁寧にサンプリング。
それらを合成することでクリアーで、音の位置関係までもが感じられるような立体的な音に仕上がっているのです。
④ ヘッドホンを装着してもリアルな音
通常、ヘッドホンは耳元で音が鳴ります。
そのため本物の音らしさは無くなってしまいます。
しかしLX-17は、ヘッドホンを装着しても、まるでピアノから音が聴こえてくるようになっているのです。
スピーカーから鳴っているように自然な聴こえ方なので、耳が疲れにくく、集中して練習できます。
(しかし耳を大切にするためにも長時間の装着は避けましょう。)
最後に
ヤマハやカワイのような「ピアノらしさ」とは違いますが、ローランドの強みとも言える「音」の良さが最大限に引き出された電子ピアノです。
電子楽器メーカーだからこその、電子ピアノとしての完成度を追求したモデルです。
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