電子ピアノ向けに開発されたヘッドホンです
このATH-EP300は、パッケージに鍵盤の絵が描かれているだけあって、電子ピアノの音に特化したヘッドホンと言えます。
音の特徴は、高音域〜低音域までクセがなく、スッキリとしています。
そしてイヤーパッド(耳に当たる部分)は柔らかいので、耳が痛くなりにくいです。
ただし消耗してボロボロになるまでは早いでしょう。
市場販売価格は税込みで3千円前後から。
音が良いのにお手頃というコスパの良さが人気の理由です。
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自然で臨場感のある聴こえ方
ヘッドホンには「密閉型」と「オープンエア型」、「セミオープン型」と呼ばれるタイプがあります。
ATH-EP300は「オープン型」に当たります。
赤丸で囲ってある部分が網状になっているとオープンエア型です。
この網状の部分からも音が抜けて出て行くようになっています。
耳も完全に密閉された状態ではなくなります。
そのため音が漏れたり、周囲の音がヘッドホンを通り越して聴こえてくる設計になっています。
この説明だとヘッドホンの役割が果たせないように思えてしまいますが、ちゃんとした利点があります。
オープンエア型のメリット
密閉型のヘッドホンでは必要以上に強く聴こえてしまう音域が発生することがあります。
しかしオープンエア型ですとそういった音がうまく外に逃げてくれるようになっています。
そうなることで音が籠らずハッキリとし、広がりのある自然な聴こえ方になります。
この自然さがピアノの音を再生するのに向いている理由の一つです。
音が漏れるといっても、電子ピアノの場合は家の中でしか使用しないわけですから問題はないでしょう。
ピアノの音向けのスピーカー
ドライバー(音を出すスピーカーのこと)が電子楽器向けの設計になっています。
これが「空気感あふれる余韻まで奏でられる」音を鳴らしてくれるのです。
装着感の良さ
ヘッドホン自体の重量は140gと軽いため装着感も軽やかです。
冒頭でも述べたように、イヤーパッドがとても柔らかいため耳にかかる圧力が弱く長時間の使用も可能です。(とは言え、聴力保護のため適度に休憩をとりましょう)
さらに、ケーブルは邪魔にならないよう、背面にむかって45°方向に配置。

メーカーサイトより
ケーブルが真下に向かって垂れる設計ですと演奏中に体や腕に絡まって、とてもわずらわしく感じてしまうことがあります。
このように角度をつけることでケーブルが気になって集中力が削がれてしまうことを防いでくれるというとてもありがたい設計になっています。
最後に
付属のヘッドホンよりも快適な着け心地で、音も良いので電子ピアノと合わせて買っても損はありません。
またピアノ向けではありますがこれで音楽を聴いてももちろんOKです。
心地よい音を楽しんでください!
ちなみにこれにも島村楽器さん限定カラーのモデルがあります。
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