コンパクトかつ高いスペックの電子ピアノ
ローランドのスタイリッシュ型電子ピアノ、F-140Rは市場販売価格が10万円前後です。
他メーカーのスタイリッシュ型と同様に、奥行きのサイズはA4用紙一枚分でコンパクト。
置き場所を確保しやすいサイズです。
一人暮らしの部屋にもちょうど良い大きさということもあって、大人の方が自分の趣味に使う目的で購入されることが多いです。
またスタイリッシュタイプとしては鍵盤・音ともに良いため、過去に習いに行っていたという経験者の方にオススメできます。
他メーカーも含めた中でも、10万円以下では最も気持ち良く演奏できるスタイリッシュ型の電子ピアノだと感じます。
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微妙なニュアンスも出しやすい鍵盤
鍵盤は「PHA-4鍵盤」という、RP501にも使用されているものです。
低価格帯の電子ピアノに搭載されている鍵盤とはいえ、微妙な表現の差にも応えてくれます。
連打をしても音が途切れにくいですし、わずかなタッチの強弱にもしっかり反応。
音色の変化や音の抑揚をつけやすくなっています。
弾いた感触はやや軽めに感じますが、決してスカスカな手応えではありません。
軽い分演奏がしやすいので、気持ち良く弾けます。
鍵盤の表面は指が滑りにくい仕上げ
何世代か前は、象牙調仕上げは20万円以上の電子ピアノにしか採用されていませんでした。
しかし今となっては、もはやほとんどの電子ピアノの鍵盤が象牙調仕上げとなっています。
F-140Rも例外ではなく、白鍵に象牙調の仕上げが施されています。
特徴はサラサラとしていて指が吸い付くような手触りと、水分をはじく機能性によって指が滑りにくいというものです。
鍵盤が沈み込む途中に感じる引っかかり
鍵盤をゆっくり押していくと、途中でカクッと引っかかる場所があります。
これをエスケープメント機能といい(エスケープメント機能解説ページへ)、アコースティックピアノの鍵盤にもこの引っかかりがあります。
鍵盤の動作にピアノらしさが出ますし、優しい音を伸ばす・小さい音を連続で鳴らすといった、小さい音のコントロールがしやすくなるというメリットがあります。
スピーカーでもヘッドホンでもクリアーな音が楽しめる
搭載しているスピーカーの数は2つですが、それでもローランドの持ち味である音の美しさは健在で、
上位機種ほどではないものの、広がりと立体感のある聴こえ方で本物の音らしさが感じられます。
それらはヘッドホン装着時も同様のため、グランドピアノに向かって演奏している時のような、奥行き感のある音を体で感じられるようになっています。
最後に
スタイリッシュ型としては非常に高い性能を持った電子ピアノです。
このF-140Rなら過去にピアノを習っていた事があり、ある程度弾ける方でも楽しめるでしょう。
(ただしクラシックの曲をガンガン弾きたい、という方の要求にまでは対応できません。)
演奏感が非常に良いので、スタイリッシュ型では一番オススメです。
そして購入の際に注意する点は2つです。
・購入後に自分で組み立てる必要があるかどうか
・イスは付属しない
ということです。
組み立てに関しては、お店によって配送・設置まで行ってくれるところもあります。
(仮に自分で組み立てるとしても、大人が二人いれば2時間程度で完成します。)
イスに関してですが、これもお店によってプレゼントとなっているところがあります。
もしくは好きなものを自分で選んで、別途購入しても良いと思います。
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購入の際はその2点をよく確認・検討してください。
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