大きな違いは、音の再現度!
カワイの10万円クラスの電子ピアノ、CN27を一つ上の機種であるCN37と比較します。
価格はCN27が¥113,300、CN37は¥165,240です。
鍵盤は同じものを使用しているためタッチ感に差はありません。
しかし音の面ではかなりの差があります。
その音の差を大きく決定づけているのが、CN37には搭載されている「アコースティックレンダリング」という機能です。
これは、グランドピアノの音の響きに含まれている弦・駒・ダンパーフレーム・響板などといった、ピアノを構成する様々なパーツの共鳴音を再現する機能です。
細かい共鳴音までも再現させることで、煌びやかさと重厚さを持った、ピアノらしい音色が再生されます。
良い音で練習することで、音を聴き取る力も鍛えられ、わずかな音の違いを表現する演奏力のアップに繋がります。
それではポイントを絞って比較していきます。
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性能比較
CN27 | CN37 | |
鍵盤 | 樹脂製(RH3鍵盤) | 樹脂製(RH3鍵盤) |
レットオフフィール | あり | あり |
スピーカー数 | 2 | 4 |
アコースティック レンダリング |
なし | あり |
価格 | ¥111,340 | ¥165,240 |
- 鍵盤はどちらも樹脂製ながら象牙調仕上げでレットオフフィールがある
- CN37はスピーカーが4つあるため、音にリアルさが増している
- ピアノの細かいパーツの共鳴音までも再現した、アコースティックレンダリング機能のあるCN37のほうが音の響きが細かく綺麗。
解説
CN27に搭載されている鍵盤は、一つ上のCN37と同じのため、10万円クラスでも弾き心地がとてもしっかりしています。
これが人気の理由です。
しかしスピーカー数が2つだったりアコースティックレンダリング機能がなかったりするため、音にはかなりの違いがあります。
特にアコースティックレンダリングの効果は大きいです。
CN37を前モデルのCN35(同価格帯、スピーカー数は4つ、アコースティックレンダリングは無し)とも聴き比べても、音の良さが大幅に違います。
音にキラキラ感が増していますし、細やかな音が重なり合っているので音に厚みも出ています。
まとめ
このように鍵盤と音の良さ、どちらも求めるのならばCN37以上を選ぶことをオススメします。
音にもしっかりとこだわることで、音を弾き分けるという表現力もより身に付けることができます。
しかし10万円クラスでも安っぽくない、質の良いタッチ感が得られるのがCN27の魅力です。
最初の一台として使って、物足りないと感じるようになったら買い換えてもOK!というところまで計画されているのであれば、十分に練習に使える電子ピアノです。
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