充実のレッスン機能。みんなが楽しめる電子ピアノ
市場税込販売価格は¥270,000 → ¥213,840です。
このHPi-50eの最大の特徴は、一目で分かるとおり譜面台に搭載された液晶画面です。
これはデジスコアと呼ばれるもので、ここに内臓曲の譜面が表示されます。
また譜面だけではなく様々なレッスン機能も画面に表示されるようになっていて、家にいながらレッスンを受けることができます。
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機能の内容
・ワンダーランド
音当てゲーム、リズム遊び、いろいろな楽器の音を鳴らす、というピアノで遊ぶことができる機能です。この機能を通じて音に慣れることができます。
・フラッシュカード
音を聴いて同じ音(和音)を鍵盤で 弾いて当てたり、譜面を見て同じ音 (和音)を鍵盤で弾いて当てたりします。
・スクロールゲーム
スクロールしてくるバーに合わせて、 演奏します。ゲームセンターにある「ビートマニア」(古い?)のようなゲームです。
このようにゲーム感覚でピアノに必要な要素が身につけられる練習機能と、
・ドレミコース
譜面の読みかたや鍵盤の位置と音名について勉強できる機能です。
・ビジュアル・レッスン
画面に譜面が表示され演奏例が流れます。それに合わせて弾いて演奏を採点します。
・指の練習
指ごとの、鍵盤を弾く強さを確認しながら練習することができます。自分のクセなどを客観的に見ることができます。
といったベーシックな技術を身につける練習機能を持っています。
このように電子ピアノが色々なことを教えてくれるので、「もともとは子供のために買ったけれど、自分も試しに触ってみたら楽しくなってピアノを練習するようになった」という親御さんの声もあるほどです。
年齢を問わず、家族みんなで楽しめるエンターテイメント性の高い電子ピアノです。
そして機能の他にも大切な、鍵盤や音といった能力面も解説していきます。
鍵盤
使用されている鍵盤はPHA-4コンサート鍵盤というものです。
打鍵の強弱を感知するセンサーの精度が高いので、強い音から弱い音(またはその逆)への音色の変化が滑らかです。
エスケープメント機能
グランドピアノの鍵盤は、ゆっくり押していくと途中にわずかなクリック感を持っています。
HPi-50eもこれを再現したエスケープメント機能を搭載しています。(エスケープメント機能解説ページへ)
象牙調・黒檀調仕上げ
白鍵は象牙調、黒鍵は黒檀調の仕上げになっていてサラサラとした質感です。
触り心地が良く指にフィットし、吸湿性を持っているため汗をかいても高い演奏性をキープしてくれます。
また鍵盤に爪が当たった時の「カツッ」という音も軽減してくれるため、雑音に気をとられず集中して演奏ができます。
音
4スピーカー
足元のメインスピーカーと手元のサブスピーカー、計4つで鳴らしています。
HP605などのように、それぞれのスピーカーから出る音の成分を分けた「アコースティックプロジェクション」という機能によって、音が細くきれいに混ざり合って響くため、音に包まれるような立体感・臨場感を得られます。
その響き方は本物の音にかなり近くなっています。
音源
例えば「ド」の音とそのすぐ隣の「レ」の音を比べると、近い音ではありますが、音程が違っているわけですから鳴り方や響き、音の成分も当然違います。
HPi-50eに搭載されている「スーパーナチュラル・ピアノ音源」は、そういったひとつひとつの音の鳴り・響きの違を忠実に再現してくれます。
弱く弾くと柔らかく優しい音、強く弾けば力強くシャープな音、といった弾く強さに対しての発音や音色の変化も自然に付けられるようになっています。
強い音が得意
強く弾いた時の音がパワフルに出るようになっています。
迫力と音圧を求める表現にもしっかりと対応してくれます。
(上手な人が弾く強い音は、大迫力なのです。)
ヘッドホン3Dアンビエンス
ヘッドホン装着時でもまるで本体から音が聴こえてくるような、臨場感のあるリアルな響きを感じられます。
そのため耳も疲れにくく快適に演奏ができます。
最後に
鍵盤・音の性能だけで見るとHP605の前モデル、HP505(20万円クラス)と同じくらいです。
デジスコアはレッスン機能の豊富さが魅力ですが、その内容はレッスンに通っていれば必ずやることです。
習い始めのうちは、音を当てることや表示された音符がどの音かを当てるなどのトレーニングを家で復習することができますが、そのレベルをクリアするとレッスン機能はだんだん使わなくなっていくと思います。
そうやってピアノ歴が長くなってくるとデジスコアの役割は楽譜を表示させる、というところに落ち着きます。
さらに今はローランドから同じような機能を持ったアプリが出ており、iPadを使えばデジスコア代わりになるのも事実です。
このようにデジスコアのレッスン機能は、レッスンに通えば先生から教わることであり、いずれ使わなくなる機能でもあります。
そう考えると、レッスンに通っている(通う)方にはHP605などのスタンダードな電子ピアノを選んだほうが長期的には適しています。
ただ、”機能の内容”の項目でも記述したように「子供のために買ったら自分も興味が湧いて、ピアノを弾くようになった。でも自分までレッスンに通おうとは考えていない」となり、ご両親が使うようになった場合には自分のレッスン用として使用していくことができる電子ピアノです。
家族みんなで楽しめるのが魅力ですね!
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