同価格帯での比較
ローランドRP501とカワイCN27を比較します。
どちらも販売価格が10万円程のモデルです。
タッチ感に大きな違いがあるこの2メーカー。
鍵盤の重さに慣れたいならCN27、強弱の表現の正確さを身につけるならRP501です。
それでは主要な機能を解説していきます。
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性能比較
RP501 | CN27 | |
鍵盤 | 樹脂製(PHA-4スタンダード鍵盤) | 樹脂製(RH3鍵盤) |
エスケープメント (レットオフフィール) |
あり | あり |
鍵盤の重さ | 軽め | 重め |
スピーカー数 | 2(24W) | 2(40W) |
最大同時発音数 | 128 | 192 |
音のキャラクター | 明るく澄んだ音 | 高音域は明るく低音域は重厚 |
88鍵ステレオサンプリング | ○ | ○ |
価格 | 113,400円 | 113,400円 前後 |
- 鍵盤はどちらも樹脂製でエスケープメント機能あり。
- CN27は鍵盤に重さを増すためのウエイトが入っているので少し重く感じる
- RP501はCN27よりも鍵盤が軽く感じるが、タッチに対する反応が良い。
- どちらもスピーカー数は同じで高音域が綺麗だが、CN27の方が出力が高いため低音域が強く、太い音が鳴る。
- 音をたくさん使う曲を弾くことになった場合はCN27のほうが音が切れる心配がない。
解説
鍵盤
どちらもエスケープメント機能(カワイの名称はレットオフフィール)があるためコントロールしやすくなっています。
鍵盤の重さはCN27の方が重く感じます。
RP501はそれに比べやや軽めですが、センサーの精度の高さもあって、細かい音の強弱表現がつけやすくなっています。
また鍵盤が軽めということは、強い音をガンガンと鳴らせるということなので、演奏していて気持ちが良いです。
音
どちらもスピーカー数は2つで、スピーカーサイズも12cmのためスピーカーの性能に差はありません。
しかし出力はCN27の方が高いので、鳴りかたに余裕があります。
そして大きな違いは最大同時発音数です。
最初は誰でも初心者ですので曲が弾けなくて当然ですので、同時発音数を気にする必要はありません。
ただしレッスンに通い続け上達していくと、取り組む曲の難易度はもちろん上がります。
難易度が上がると使う音の数も多くなっていくことがほとんどのため、RP501の128音では足りない場合もあります。
ということは長期的に見ると、(タッチ感に物足りなさを感じるようになるのは別として)少しでも長く使えるものはCN27ということになります。
選び方
スペックで比べてみると基本的性能はCN27が勝っています。
鍵盤にはある程度の重さがあり、グランドピアノっぽい力強い低音が出せ、最大同時発音数も192と多いのがCN27のオススメポイントです。
これにRP501はちょっと太刀打ちできない部分もありますが、CN27のほうが新しい機種ですのでそれは当然と言えます。
ただし音の強弱がつけやすいといった「演奏のしやすさ」(簡単に弾けるということではありません)はCN27にはないRP501の強みです。
ピアノらしさを、より持っている電子ピアノを選ぶならCN27がオススメですし、
弾きやすく、気持ち良く演奏できるものを選ぶならRP501です。
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