木製鍵盤と樹脂製鍵盤の違いはとても大きい
ヤマハのクラビノーバ、CLP-635とCLP-645を比較します。
見た目がほとんど一緒ですし、ピアノをやっていない人からすれば
どっちがどうなのか違いがよくわからない!
何を決め手に買えばいいのかわからない!
となってしまってなかなか決められないのではないでしょうか。
しかし一つ一つ、電子ピアノ選びの要素を抑えていけば、大丈夫です!
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それでは同メーカーで価格帯も近いこの二つの機種を比較していきます。
このCLP-645とCLP-635の間には、大きな差があります。
まず、鍵盤でし。
CLP-635の鍵盤は樹脂製、CLP-645は木製鍵盤です。
単純に、樹脂製鍵盤よりも木製鍵盤の方が弾き心地がグランドピアノに近いです。
(これは「木でできているから良い」のではなく、「鍵盤が駆動する仕組みの性能が高い」からなのです。)
実際にレッスンや発表会などで演奏するのはほとんどの場合グランドピアノなわけですから、家でもそれに近い感覚で練習できた方が、断然「アコースティックピアノを弾くこと」が上達します。
次にスピーカーの数です。
CLP-635のスピーカーは2つ。
それに対してCLP-645はスピーカーが4つになります。
スピーカー数が多い方が、音の響き方がより本物の音に近づいて、細かい音まで聴き取れるようになります。
結果、耳も鍛えられます。(色々な音の違いを聴き取れるのも非常に重要な要素です)
この鍵盤と音の性能の差は、YDP-163とCLP-635を比較した時の差よりもさらに開きがあります。
YAMAHAの電子ピアノで、できるだけアコースティックピアノに近く、それでいて価格が上がりすぎないものを選ぶならCLP-645で決まりでしょう。
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性能比較
CLP-635 | CLP-645 | |
鍵盤 | 樹脂製 | 木製 |
エスケープメント | あり | あり |
スピーカー数 | 2 | 4 |
価格(税込) | 159,500円 | 214,500円 |
CLP-635をCLP-645と比べるとこのような差があります。
- 鍵盤の動きが安定していて、弾いた感触が良いのは木製鍵盤を載せているCLP-645。
CLP-635は鍵盤を深く弾いた時に、少しだけグニャっとしたような柔らかい感覚がある。 - CLP-645はCLP-635よりもスピーカー数が多いため、音に立体感と厚みがあり本物に近い聴こえ方。
また以下は両機種ともに搭載している新機能です。
- ピアノの様々な共鳴音までも再現しているので細かい音の響きまで聴こえてくる。
- どちらも従来のステレオフォニックオプティマイザーに加えて、バイノーラルサンプリングという機能を装備。
(音色が「CFX」の時にヘッドホンを装着して弾くと、よりリアルに聴こえる。)
余談ですが、この共鳴音の再現と、バイノーラルサンプリングの二つの機能は、CLP-535にはありませんでした。
CLP-635はCLP-535の時よりも格段に音の良さがレベルアップしています。
まとめ
このようにCLP-635からCLP-645に上がると、鍵盤と音の質がグッとグランドピアノに近づきます。
能力の差はあれど、どちらも鍵盤の感触や音の聴こえ方はとても素直で自然なため、違和感がなく、使いやすい電子ピアノです。
この2機種で迷っているのであれば、木製鍵盤かどうか、を大きな決め手として考えてみてください。
そして
- 買い替えたくないので長く使えるものが良い
- 上達したい、上達してほしい
こういったお考えなのであれば、断然CLP-645がオススメです!
性能の良い電子ピアノはどういうところが良いのかは、ピアノ歴を重ねるにつれ徐々にわかるようになっていきます。
それがわかるようになると、ピアノを弾くことが楽しくなり、練習への意欲も高まります。
そして、たくさん練習していると自分の演奏に足りないものを発見できます。
その時に良い電子ピアノならば、演奏力をしっかり伸ばすことができ、さらに向上心を持ってレッスンにも通えるでしょう。
最低限のピアノらしさを持っているCLP-635も、しっかりと練習することができます。
グランドピアノに近い感覚で演奏できるCLP-645なら、より楽しく練習でき、さらなる上達を目指せます!
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YAMAHA/ヤマハ
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