音質はCN37が一歩リード。
重めの鍵盤と、ピアノの細かい音まで再現されているカワイのCN37。
軽やかなタッチ感で演奏がしやすく、キレイな音の響きを持ったローランドのHP601。
この2機種を比較していきます。
どちらも電子ピアノとしては抑えめの価格ながら、様々な工夫が施され、しっかりと練習できるものに仕上がっています。
なるべくグランドピアノに近い感覚ものを選ぶなら、鍵盤のタッチ感が重めなCN37、強弱の表現力をしっかりと鍛えるならHP601がオススメです。
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性能比較
HP601 | CN37 | |
販売価格 | 149,580円 | 165,240円 |
鍵盤 | 樹脂と木の ハイブリッド構造 |
樹脂製 |
鍵盤の重さ | 軽め | 重め |
エスケープメント機能 | あり | あり |
スピーカー数 | 2 | 4 |
最大同時発音数 | 288 | 256 |
音のキャラクター | 明るく澄んだ音 | 高域は明るく 低域は重厚 |
出力 | 28W | 40W |
- 鍵盤が重いCN37は、グランドピアノをより強くイメージして弾くことができる。
- スピーカーが4つあるCN37のほうが、音に立体感があるためリアルな聴こえ方。
- CN37はアコースティックレンダリングという機能によって、パーツの共鳴音といった細かい音まで再現している。
- HP601の鍵盤はタッチの強弱に繊細に反応してくれる。
- HP601は最大同時発音数がCN37よりも多いので、演奏できる曲の幅が若干広がる
鍵盤
鍵盤に重みがあるCN37のほうが、グランドピアノのイメージを強く持って練習する事ができます。
それに対して、HP601はタッチの強弱に対する反応がさらに正確です。
両機種ともに象牙調仕上げ(HP601は黒鍵が黒檀調仕上げ)のため、指が鍵盤にフィットして汗による滑りを防いでくれます。
そしてCN37もHP601も、グランドピアノにもある「鍵盤をゆっくり押していくと途中で感じられるクリック感」を再現した機能があるので、演奏感も良いです。
どちらのメーカーもグランドピアノの特徴を再現させるため、様々な工夫をしています。
音
やはりスピーカーが多い方が、音の聴こえ方・感じ方は本物に近くなります。
音質そのものは好みですが、グランドピアノ的な音が出てくれるのはCN37です。
CN37は、グランドピアノらしい重厚感に加えて、響きの細やかさもプラスされているため、CN37には「音のリアルさ」があります。
一方、ローランドの音の魅力は、クリアで華やかさを持っていることです。
音圧や立体感こそCN37ほどはありませんが、ピアノの煌びやかな響きをしっかりと再現している点が特徴です。
選び方
CN37は、重めの鍵盤&重厚感のある音という、グランドピアノのイメージに近い電子ピアノ。
グランドピアノの演奏感に慣れやすい鍵盤と音です。
HP601はタッチの強弱に対する反応が良いので、表現力を磨きやすいという特徴があります。
タッチの違いによる音色変化を、しっかりとコントロールする練習をして、高い表現力を身につけるならHP601がオススメです。
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