RP501の鍵盤をレベルアップさせたのがHP601
ローランドのRP501(¥99,900)と、その一つ上のランクのHP601(¥149,580)を比較します。
この2機種の最大の違いは、鍵盤です。
HP601の方には、ローランドで最も良い鍵盤の「PHA-50鍵盤」が搭載されているため、RP501よりも弾き心地が格段に優れています。
そしてもう一つの大きな違いは、最大同時発音数です。
→ 最大同時発音数の解説ページへ
RP501が128音に対して、HP601は319音。
これだけ同時に出せる音が多ければ、対応できない曲はまず無いでしょう。
このように、HP601はRP501をそのままワンランクアップさせた機種なのです。
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スペック比較
RP501 | HP601 | |
販売価格 | ¥99,900 | ¥149,580 |
鍵盤 | PHA-4スタンダード 鍵盤 |
PHA-50鍵盤 |
エスケープメント機能 | あり | あり |
スピーカー数 (片側出力) |
2 (12W) |
2 (14W) |
音源 | スーパーナチュラル・ピアノ音源 | スーパーナチュラル・ピアノ音源 |
最大同時発音数 | 128音 | 319音 |
サイズ
幅 |
137.8cm |
137.9cm |
※型名クリックで解説・紹介ページへとびます。
- PHA-4スタンダード鍵盤は完全な樹脂製。PHA-50鍵盤は側面に木材を使用したハイブリッド鍵盤
- PHA-50鍵盤の内部には、スタビライズピンという鍵盤の動作を安定させるパーツが使われているため、指の力が正確に伝わる
- スピーカー数はどちらも2つ。出力はHP601が少し大きい
- 最大同時発音数はHP601のほうが圧倒的に多い
演奏感で選ぶなら、断然HP601。
HP601に使われているPHA-50鍵盤は、ローランドで最も上の鍵盤で、30万クラスのLX-17にも搭載されています。
指の力に繊細に反応し、押鍵された力をロスなく正確に汲み取ってくれます。
そのため細かいニュアンスまでしっかりと表現することができます。
RP501以上に、わずかな音の差を弾き分ける力が身につけられます。
音に大きな差は感じられない
同じ音源で、スピーカー数もどちらも2つのため、音質に大きな差はほとんどありません。
出力にわずかな違いがありますが、聴き比べても劇的な差は感じられません。
ただし、最大同時発音数はHP601の方が圧倒的に多いです。
ピアノ歴がまだ浅い段階では、128音でも問題ありませんが、だんだんと上手になっていき、音数が多く難易度の高い曲を弾くようになった時はHP601を選んでおいて良かった、となるでしょう。
選び方
RP501とHP601の最大の違いは演奏感の良さです。
最初のうちは鍵盤の違いによる差を感じることは少ないかもしれません。
しかし電子ピアノは長く使うものです。
ピアノ歴を重ね、弾き比べた時にはその違いを実感できるほどの違いがあります。
そうは言っても1台目だし...と思われるのであればRP501を選んでも間違いありません。
何年かは十分に練習できます。
しかし、物足りないと感じた時には買い換えることも念頭に入れておいてください。
その時はぜひ20万クラス以上のものか、生ピアノで。
なるべく予算は抑えつつもできる限りタッチ感の良いものを選ぶ、ということならHP601がオススメです。
いいタッチの鍵盤で練習すると、続けていった時に実力の差が少しずつ出てきますから。
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