楽器屋さんで働く ということ。〜楽器屋さんの仕事とは?〜

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楽器屋さんでの仕事の内容

楽器屋さんのイラスト

楽器を楽しまれているみなさん!

楽器屋さんって楽しそうだなぁ〜。働いてみたいなぁ〜。

と思ったことはありませんか?

かくいう私も、楽器屋さんで働いたのは、やはりバンドをやっていたということがベースにあります。

 

楽器屋さんの仕事のイメージって、どうですか?

楽器に囲まれていて楽しそう!

好きなことが仕事にできるなんて最高じゃない!?

こんなふうに思われているんじゃないでしょうか?

 

「楽しそう・楽器が好き」だから楽器屋さんで働こうと考えている方は、このページで楽器屋さんの仕事内容を事前に知っておくのも良いと思います。

 

そしてもう一つ知っておいて欲しいことがあります。

その「楽器が好き」という気持ちは、楽器屋さんの仕事内容と合致するのか、ということです。

"働きたいという動機と仕事内容が合致するかどうか"の詳細は、以下でご覧いただけます。

 

 

さて、楽器屋さんの仕事は大まかに見て、どんなものがあるかというと・・・

  • 楽器本体や周辺アイテムを買いに来た・探しに来た人への接客
  • 楽器の修理受付対応
  • 教室生徒募集活動
  • 担当売り場・商品の管理
  • イベント運営
  • スタジオ管理

こんなところでしょうか。

私が勤めていた店は、社員もアルバイトも、雇用形態に関係なくこれらの業務を行なっていました。

 

では一つ一つをもう掘り下げて解説していきます。

 

接客

販売業ですから、これが第一です。

自分から声を掛けないと始まりません。

 

よく異業種の人から

「楽器屋さんに来る人って、もう何にするか決めてるから買ってもらいやすいんじゃないですか?」

と言われていたのですが、

とんでもありません!

来店されるお客さんの大半は、どれにするか決めずにお店に来ています。

ですから、お客さんの相談にしっかりと乗れなければなりません。

そのため、商品の知識を身につけていかなければ、お客さんに的確にアドバイスすることができないのです。

そして商品の知識だけではなく、色々な会話ができるコミュニケーション能力がとても大事です。

 

さらに、どんな楽器も総合的に扱っているお店なら、「自分はギターしか知らないから...」は、もちろん通用しません。

「僕、バイトなんで!」も通用しません。

知らない楽器・苦手な楽器でも接客できる能力が必要になります。

雇用形態は、お客さんにとっては関係ないことですからね。

 

ただ、こういった商品知識は、入社してから勉強して身につけていけば十分に対応できるようになります。

 

修理受付

修理

修理の相談や受付も非常に多くあります。

弦交換のような、比較的簡単なものはできるようにならないと話になりません。

ただ、大抵の場合はプロの技術者にまかせるべき内容ですので、受付自体は難しくありません。

 

しかし、修理というものはとてもデリケートなものです。

仕上がりが違っていた、治っていなかった、すぐに再発した、替えの効かない楽器だ、○日までに戻してもらいたい、etc...

受付て終わりではなく、お客さんの意図やその楽器に対する思い入れなどを汲み取る努力をしないと、余計なトラブルを発生させてしまいます。

ここでも接客と同様、コミュニケーション能力が必要になります。

 

教室生徒募集

ピアノ教室レッスン

教室が併設されているお店であれば、生徒さんの募集も仕事です。

楽器だけを販売していればいいワケではありません。

お子さんを通わせたいと考えている親御さんや、定年を迎えた方、現役バンドマン等、老若男女問わず楽器を習いたいと考えている方は多くいます。

そういった方に、教室に通うとどんなふうになれるのか、どんな楽しさがあるのかを伝えて入会してもらうのが仕事です。

 

売り場や商品の管理

ギター陳列

お店は売るものがあってこそです。

どんな商品を仕入れるか、どうやって並べたら売れるのか。

そういったことを色々考えながらやる仕事です。

そのため、今どんな商品が人気なのか、どんな層に何が売れているのか。

そういったことをしっかりとリサーチしていき、品揃えを決め、レイアウトします。

ですから、自分の好みだけで仕入れることはできないのです。

 

当時、一緒に働いていた人の中に自分の好き嫌いだけで品揃えをする人がいました。

そのためお客さんからは、「このお店ってこういうギターしか置かないんですね!」と何度か言われ...。

戦略的にやってたんならいいんですけどね。

考えなしの品揃えだったので、私を含め、周りの人も苦労していました...。

 

あとは売れた商品を補充するために発注をし、後日入荷してきたら品出しをする、という業務もあります。

イベント運営

昔からよくあるのが、プロミュージシャンを招いてのセミナーです。

今でも色んな楽器屋さんがこういったセミナーを開催しています。

私も何度か運営しました。

 

例えば、呼びたいミュージシャンがAというブランドの楽器を使っていたとします。

その場合、そのブランドを取り扱っている楽器メーカーさんに相談します。

そこで開催するにあたっての様々な打ち合わせを行い、当日までの段取りなど、詳細を決めていきます。

 

一番大変なのは、集客です。

知名度の高いミュージシャンならそれほど苦労はしないのですが、そうでない方はお客さんを集めるのに苦戦しました。

また、セミナー当日は司会進行などもやります。

 

僕は10年以上勤めていましたから、色々なイベントを経験し、数多くのプロミュージシャンの方とお会いして来ました。

今振り返っても、プロミュージシャンのみなさんはとても素晴らしい方ばかりでしたよ。

 

ただ一人、我々スタッフに対して挨拶もしない、目も合わせない、という女性ギタリストがいましたが...。

 

スタジオ運営

スタジオを併設している店舗の場合、スタジオの管理・運営も仕事です。

 

お客さんからの予約を受け付ける。

掃除はもちろん、各機材のメンテナンスをする。

入れ替え作業に立ち会う。

スタジオ代金のお会計。

 

そんなに難しい仕事ではないですね。

夜間アルバイトの募集もよく見かけますしね。

 

まとめ

さあ、楽器屋さんの仕事内容はどうでしたでしょうか。

ここまで紹介したことは、「大きく分けて」ですので、ここからさらに細分化されていきます。

思っている以上にやることはたくさんありますよ。

 

私自身、楽器屋さんでの仕事を通じて身につけたスキルは多数あります。

  • 接客を通じて培った営業力とコミュニケーションスキル。
  • 商品担当からマーケティング力や情報収拾力、取引先との交渉力。
  • イベント運営からは、企画力や案件をスムーズに進めていく能力。
  • 部下を育成するマネジメント力。

etc...

こうして身につけた能力は、転職してからも大いに役立っています。

もちろん、能力を開発していけるかどうかは自分次第ですが、いろんな事が身につけられますよ。

 

楽器屋さんに応募してみよう!

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となった方は、以下からアルバイトの応募ができます。



アルバイト求人情報マッハバイト

このマッハバイトの特徴は、採用されると「マッハボーナス」というお祝い金が、もれなくどのバイトでももらえることです。

 

最後に

いかがでしたでしょうか。

私も楽器屋さんに思い切って応募してみたことから始まりました。

思い返せば、大変なことはたくさんありましたが、楽しいことも同じかそれ以上にありました。

 

何事も行動するところから始まります。

楽器屋さんで働いてみたい気持ちがあるなら、まずは応募してみましょう!

 

 

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