LX-7購入の決め手と、使ってみて。
当サイトには「電子ピアノを使われている方のご感想やご意見などを募集しています」というページがひっそりと設置してあります。
何と!そこから、はじめてご意見を頂戴しましたので、掲載させていただきます!
お送りくださったEさん、本当にありがとうございます!
Eさんは2018年9月にローランドのLX-7をご自身用でご購入されました。
いただきました文章は、多少の加筆・修正を行なっておりますが、基本的には原文のままです。
皆様もぜひご参考にされてみてください。
スポンサーリンク
いただいたメッセージ
投稿者様情報
- お名前 : Eさん
- ご年齢 : 30代
- 使用者 : 本人(7-14歳辺りまでアップライトピアノで習う)、未就学児(これから教室へ通う予定)
- 購入機種 : Roland LX-7
- 購入時期 : 2018年夏頃
内容
はじめまして。
この度、電子ピアノを購入するにあたり貴サイトを参考にさせていただきましたEと申します。
とても参考になり、購入に勇気をもらえたこと、お礼を伝えたくご連絡差し上げました。
長くなりそうですが、よろしければ少々お付き合いくださいませ。
身の上話で恐縮ですが、私自身はYAMAHAのアップライトピアノで小学1年生から8年ほど習いました。
そこからピアノには全く触れずでしたが、子供が産まれ、その子がピアノを習い始めることになり電子ピアノを購入を決意した次第です。
今回購入したのはRolandのLX-7です。
元々は20万前後クラスを考えており、Roland HP605やYAMAHA CLP-635辺りを検討して試弾していました。
その中で、一つ上のLX-7も試したとき、LX-7の音の鳴り方(下の胴部から豊かに鳴る感じ)がアコースティックピアノを彷彿とさせるもので、とても素晴らしく、魅了されてしまいました。
正直、当初の予算からは大幅にオーバーしておりましたが、何の後悔もありません。
LX-7が候補に上がれば、当然YAMAHA CLP-675も比較対象に浮上、度々店舗へ通いました。
ちなみに、KAWAI CA78がハード面では一番惹かれたのですが、KAWAI独特のこもる低音が昔からどうも好きになれず(その音自体は忘れてましたが、試弾して『あー!これこれ!!』とつい口走ったほど)、早々にKAWAIは候補から外れました。
音は馴染みのあるYAMAHAの音そのものですし、タッチもスピーカーも良い感じでした。(このクラスでは大きな有意差はなく感じます)
YAMAHAはアコースティックピアノを作っているメーカーのものという概念も私には影響し、『アコースティックピアノの代替品』と『一級品の電子ピアノ』のどちらを選ぶかという選択に行き着き、かなりかなり、悩みました。
しかし、YAMAHAの電子ピアノは、音も良く言えば安心感があるものの、悪く言えば弾いた時聞いた時の音が無難にまとまり過ぎていること。
鍵盤のサイドにボタンや音量スイッチがあると2歳になる下の子が容易にいじってしまうこと、ボタンのパネルが日本語でないこと、直感的な操作性にやや乏しいことなど、電子ピアノならではの優位性を取り、LX-7に決めました。
ただ、家で主に夜、ヘッドフォンで基礎練習をしていると、音がキラキラ過ぎて聞くのに疲れることがある(それを自分で望んで購入しましたがYAMAHAで育った耳にはやはり刺激的な音なのですね)ので、これから色々設定をいじってみて、耳に心地良い音にできないか試行錯誤してみたいと思います。
鍵盤は、試弾時には軽く感じました(特にKAWAIとの比較で)。
しかしLX-7購入後、フリマサイトなどで自分用のバーナムやブルグミュラーを揃え、独学でピアノを再開しましたが、基礎練習をする分にはタッチは意外にも軽く感じません。
私の指の筋肉が衰えていることも影響しているのかも知れませんが、試弾時の立った姿勢や単音を出すタッチと、じっくり座って基礎練習をする時のタッチは確実に異なり、程良い重さとやり過ぎてないクリック感、心地よいタッチに触れられ、大変嬉しい誤算となりました。
試弾時には、バイエルやソルフェージュのような片手のものでもいいので、しっかり座ってじっくりと連続して音を出す(音楽として出す)ことが必要だったと思いました。
譜面台が他の中級モデルとは違い、アップライトピアノのような仕様ですが、子供は背が小さいので、譜面が近く見やすそうです。
ただ、他の中級モデルにはついている小さい触覚のような譜面押さえがなく、そこが唯一の欠点です。
あれがあればどんなに便利だろうと思いつつ、どうにか似たもので対応できないか研究中です。
Roland forestaのスタッフの方からは『譜面台に穴を開けたりすると改造になるので、そこまでしなければ色々とトライしてみて!』と言われましたが(汗)
子供たちはデモ演奏に入っているドラえもんなどを自分でかけ、ピアノに向かい自由に弾いています。
指も何もめちゃくちゃですが、音楽の楽しさを身近に感じてくれれば、もうそれで大成功と感じています。
住環境の問題から電子ピアノを購入することを検討してから、電子ピアノとアコースティックピアノの違いから始まり、貴サイトにて知識をイチから正しく得られたこと、とてもありがたかったです。
先の記事にもある通り、秋に新作が出る予感もしているのですが、『必要なものを必要なときに買うことが一番有意義なお金の使い方』といった言葉が大変励みになりました。
YAMAHA CLP-675と最後まで悩んだときも、『必要なものを必要なときに買うことが一番有意義なお金の使い方』 = 『今一番必要な機能を持つものを買うことが最善』と判断でき、今の豊かな音楽の時間を得られたと確信しています。
また、LX-7のおすすめ文は、検討していたときに見つけられず、オススメではないのかな?と少し不安になったのですが、買う頃に見つけられ拝見できました。
子供の上達に影響しないと確信がもて、胸を張って購入できました。
稚拙な長文を読んで下さり、ありがとうございました。
これからも今までのご経験を活かし、これから購入を検討している方々に有意義でフラットな情報(商品紹介はそうもいかないところもあるかもですが)をお届け下さると嬉しいです。
YAMAHAのコンパクトタイプがこの秋に出る発表もありましたね。
買ったあとなのに、そしてもうしばらくは買わないのですが、新製品情報を追って行きたくなりました。
また寄らせてください。
この度は、本当にありがとうございました!!
メッセージを読んでみて
頂いたメッセージから私が感じたポイントは以下の通りです。
「電子ピアノ」として決めた
鍵盤 --- 使ってみると意外に軽く感じない
音 --- アコースティックピアノを彷彿とさせる豊かな鳴り
欠点 --- 譜面押さえがないことが不便
Eさんは、元々の予算を超えるクラスの電子ピアノを選ばれました。
一つ上を選んでも良い、と思えるほどLX-7の音に魅力を感じられたのですね。
実際にLX-7は、HP605と同じ6スピーカーです。
しかし、HP605よりも良い音のするスピーカーが内蔵されているため、より太い音が出るようになっています。
その「音の良さ」が、候補となる決定的要因だったとのことです。
LX-7の解説は ↓ こちらのページ ↓ をご覧下さい。
合わせて読みたい
また、譜面押さえですが、後付けできるクリップ式の物があります。
↓
![]() |
価格:1,026円 |
これなら電子ピアノ本体に穴を開けたりせずに済みますね。

|
※掲載させていただきましたメッセージ中にある、弾き心地や音の感じ方は、すべてEさん個人の感想となります。
スポンサーリンク