スタイリッシュ型でリアルな弾き心地を求める人にオススメ!
スタイリッシュ型の電子ピアノは、サイズが小さいため部屋に置きやすいという利点があります。
その反面、弾き心地や音にアコースティックピアノらしさをあまり感じられないことがデメリットでもあります。
しかし、このヤマハのP-515は、CLP-645にも使われている木製鍵盤を採用。
スタイリッシュ型の弱点でもある演奏感を大きく向上させています。
「サイズがコンパクトでタッチ感の良い電子ピアノがあればな...」
というあなた!
このP-515はそんな要望に応えてくれるスタイリッシュタイプの電子ピアノです。
販売価格は税込で¥170,500。
木製鍵盤を搭載しているモデルなら、これくらいの価格が妥当に思います。
こんな方におすすめ
- とにかくタッチ感の良さを求めたい
- それでいてサイズも大きくないもの
- 生ピアノのタッチ感を知っている大人の方の趣味用に
スポンサーリンク
鍵盤にこだわりたい大人の方の趣味需要に最適!
木製鍵盤といってもスタイリッシュタイプですから、「子供がピアノ教室に通っているから、家での練習用として」という用途にはやはり不向きです。
なぜならば、音の再現力がCLPシリーズなどのキャビネット型と呼ばれる電子ピアノほど高くないからです。
やはり「子供の頃にピアノを習っていて、また弾き始めた」という大人の方の趣味需要に適しています。
子供の頃にピアノを習っていた方は、アコースティックピアノのタッチ感を覚えています。
そういう人ですと、樹脂製の鍵盤では物足りないと感じる方も多いです。
アコースティックピアノのタッチ感を知っている人にとっては、良い鍵盤の電子ピアノを使ったほうが圧倒的に楽しめます。
趣味だからこそ、良いもので楽しまなきゃ損ですよ!
鍵盤について
冒頭でも触れたように、P-515にはCLP-645にも使われている木製鍵盤、ナチュラルウッドエックス鍵盤が採用されています。
適度な重みがあって、沈み込み方や戻り方など、鍵盤自体の動作もとても自然で、十分な弾きごたえを持った鍵盤です。
さらに鍵盤表面には、指のフィット感がよく、汗をかいても滑りにくい象牙調子上げが。
そしてアコースティックピアノにもある、鍵盤をゆっくり押していくと途中で感じられる「カクン」というクリック感の再現。
これらによって弾き心地は樹脂製のものよりも遥かにリアルです。
音
P-515は、ただ鍵盤が良いだけではありません。
その鍵盤の良さができる限り活きるような機能を備えています。
スピーカー
スタイリッシュ型でありながら、2WAYスピーカー!
左右に2個ずつの、計4個で音を鳴らしています。
音の立体感はそこまで強いものではありませんが、P-125と比べると音の輪郭がはっきりしていて、低音の迫力もあります。
共鳴音の再現
アコースティックピアノの音には、様々なパーツの共鳴音が含まれています。
P-515は、この共鳴音を再現させる機能も搭載。
よりピアノらしい音色に仕上がっています。
この機能がない機種の音と比べてみると、その差は歴然です。
細かい音までよく聴こえてくるので、音に豊かさや深みがあるので、リアルさが違います。
サイズ
P-515のサイズは、
幅 133.6cm
奥行き 37.6cm
やはりスピーカーの性能の関係上、どうしても奥行きが長くなります。
キャビネット型よりは短いですが、通常のスタイリッシュ型よりは長い、というサイズです。
↓は他の機種とのサイズ比較表です。
CLP-635 | P-515 | P-125 | |
幅 | 146.1cm | 133.6cm | 132.6cm |
奥行き | 45.9cm | 37.6cm | 29.5cm |
Pシリーズはスタンドによって高さが変わってきますので、高さの表記は割愛しています。
まとめ
木製鍵盤で、タッチ感が樹脂製のものよりも格段に良いです。
しかし、”子供がピアノ教室に通っているから、家での練習用として”という用途にはオススメしません。
なぜなら、音の再現力がキャビネット型ほどではないからです。
ピアノを楽しく続けるには、やはり「できるようになった!上達した!」という実感と達成感が欠かせません。
そして上達には、ちょっとした音の違いを聴き取れることも必要です。
スタイリッシュ型ではそれが難しいですから、お子さん用で電子ピアノを選ぶなら、クラビノーバなどのキャビネット型を選ぶようにしてください。
まして16万円という価格だと、買い替えという選択肢も入れにくくなりますから。
そういったこともあり、「グランドピアノの弾き心地を知っているから、鍵盤にはこだわりたい」という大人の方にオススメの電子ピアノです。
ぜひ木製鍵盤の良質なタッチ感で、”人生の中の音楽・ピアノに向き合う瞬間”を楽しんでほしいです!
|
スポンサーリンク