二大置き場所、リビング or 子供部屋
Greg GarnhartによるPixabayからの画像
電子ピアノを購入されたみなさん!
みなさんはどこに電子ピアノを置いていますか?
そして、これから電子ピアノを購入予定のみなさん!
どこに置くか、決まっていますか?
置き場をどこにするかは、意外に悩ましい事だったりします。
といっても、たいていのご家庭は
リビング 子供の部屋
このどちらかになるのではないでしょうか。
ここでは、お子さんのために電子ピアノを購入予定の方を対象に、置き場所を検証していきます。
スポンサーリンク
リビングに置いた場合
メリット
リビングは、おそらく家の中で最も広い空間だと思います。
そのため、場所も確保しやすく、部屋にも圧迫感が出にくいはずです。
また、お父さんお母さんにとってはお子さんの練習の様子を見ることができるので、今どんな曲をやっているか、どんな練習をしているのかを知る事ができます。
お子さんとのコミュニケーションが取れるのが大きなメリットですね。
ピアノの先生にも普段の様子を伝えられるので、家での練習の相談もできますし、先生にとっても生徒の状況判断の材料になります。
今の時代、勉強も自室ではなくリビングでやる、という話もよく聞きます。
家族の気配がある空間の方が、安心できて集中力が上がるお子さんもいますから、ピアノも同じように捉えても良いのかもしれません。
デメリット
対して、デメリットです。
リビングに置くことの問題としては、親からの「練習しなさいプレッシャー」が伝わってしまう事です。
親側からすれば別に何とも思っていなくても、子供が圧力として捉えてしまう事もあります。
また、「見られている…」と子どもが感じ取れば、練習しにくいでしょう。
実際に僕も監視されているような状態では、本来楽しい事も楽しくなくなるかもしれません。
勉強ほどではないかもしれませんが、どうしても「練習しなさい」「集中しなさい」と、干渉したくなる親御さんもいらっしゃる事でしょう。
しかしそれは当然のことです。
かわいい我が子には頑張ってほしいですから。
ですから、お子さんがリビングでも練習しやすい状況にするには、否定語や命令形の言葉を使わず、肯定の言葉を使うようにしましょう。

干渉する事、好きにさせる事、この二つのバランスを取りながら子供と接することが大事だと僕は思っています。
そして、もう一つのデメリットは、油問題です。
これはリビングがキッチンと繋がっている場合に起こる問題です。
ご存知の通り、料理をすれば換気扇を回していても油は空気中を漂って、部屋の様々なところに付着します。
リビングに電子ピアノを置いておけば、電子ピアノにも油汚れが蓄積されていきます。
厄介なのは隙間などにも入り込む事です。
対策としては
カバーなどを利用して、電子ピアノを覆う こまめに拭いて汚れを蓄積させない
です。
しかし、専用のカバーは無いので探すのも手間ですし、いちいちカバーをかけたり外したりするのも面倒でしょう。
やはりこまめに拭いて、定期的に隙間などの細かい部分までキレイにするよう努めるしかないと思います。
※家庭用洗剤は電子ピアノには使用しないようにしましょう。
子供部屋に置いた場合
K. MishinaによるPixabayからの画像
メリット
自分の部屋ならば、集中して練習に取り組むことができます。
お子さんが人の気配を感じると集中できないタイプなら、自室に置いた方が良いでしょう。
また、普段からピアノ教室での事や、自分がどんなことをやっているかを教えてくれる、といったコミュニケーションが取れていれば、リビングに置かなくてもピアノに取り組む姿勢がわかります。
一人でも勝手に好きなだけ練習するお子さんなら、子供部屋に置いても支障はありません。
もちろん、キッチンとは別になっている場合がほとんどだと思いますので、油汚れを気にする必要がありませんね。
ただし、手垢や汗などはつきますから、お手入れが必要なのはどこに置いても同じです。
デメリット
デメリットは、練習の様子がわからないことです。
練習していたと思ってたらいつの間にか終わっている。
部屋にマンガやゲームなど、誘惑がある。
そしてある時、ほとんど弾いていない事に親が気づく。
ありがちなパターンかもしれませんね。
親としても、どんな曲を弾いているのか、どんな練習をしているのか。
これらを全く知らないのは良くありません。
コミュニケーションが取れなくなることはデメリットです。
スポンサーリンク
まとめ
電子ピアノをリビングに置いた場合
メリット
- 場所を確保しやすい(広い場所で練習できる)
- 子供とのコミュニケーションが取りやすい
デメリット
- 親からの「練習しなさい」という圧力を感じてしまうかもしれない
- リビングがキッチンと繋がっている場合、油汚れが付いてしまう
電子ピアノを子供部屋に置いた場合
メリット
- 親を気にせず集中して練習できる
- 油汚れは気にしなくて良い
デメリット
- 練習の様子がわからない
- 子供がどんな曲を弾いていて、どんな練習をしているのかわからない(子供のピアノに取り組む姿勢が見えにくい)
どこに電子ピアノを置くにしても、それぞれに良いところ・悪いところがあります。
ご自分のお子さんにはどっちが適しているのか。
また、親である自分にとってはどっちが安心できるのか。
照らし合わせて置き場を決めてみてください。
一度置くと、簡単には場所を変えられませんので。
