Roland/ローランド 15万円クラスの電子ピアノ HP702を解説!

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音の再現力を重視したエントリーモデル!

HP702の全体像

2019年4月に発売された、ローランドのHP702。

価格は¥154,000(税込)です。

 

HP702の最大の特徴は、グランドピアノの音の鳴り方をかなり細かく、そして高い精度で再現させた「音のリアルさ」です。

再現性の高い、音の響き方

ピアノの音は、様々なパーツの共鳴音が複雑に絡み合い、鳴っています。

そのため、弾く瞬間瞬間で音に含まれる成分が目まぐるしく変化する楽器です。

弾く強さがわずかに違えば音色も大きく違ってきますし、

同じ「ド」の音でも "単音で弾くのか和音で弾くのか"で響き方にかなりの違いが生まれます。

(だからこそ演奏に色々な表情をつけることが可能で、同じ曲でも弾く人によって印象が変わったりします。)

 

HP702はこういった響き方・鳴り方を再現できています。

よって、高い表現力を、より身に付けやすい電子ピアノであると言えます。

 

ただし、電子ピアノはあくまでも電子ピアノです。

グランドピアノの代わりではなく、家での練習用のものだと、明確に割り切って使ってください。

そこをしっかりと把握していれば、15万円クラスでここまでの再現力があるのは、非常に優れた点です。

 

〜余談〜

みなさんは、どんな曲でも良いですが、その曲が持っている雰囲気を感じ取ったり、時にはその雰囲気と同じ気持ちになったりしませんか?

悲しい曲を聴いて悲しい気持ちになったり、元気な曲を聴いて元気な気持ちになったりしたことはありませんか?

 

ピアノにおいては、曲を聴いて自分が感じた気持ちを演奏に乗せることが、とても大事なことの一つです。

その曲が持つ雰囲気を自分の解釈で表し、聴く人に伝える力が「表現力」なんじゃないかと思っています。

 

初心者のうちからこの電子ピアノで練習していけば、「自然と表現力が身についていて、表情のある演奏ができるようになっていた」なんて可能性もあるかもしれません。

ピアノを始めたばかりのお子さんにもオススメです!

 

こんな方におすすめ

  • 始めたばかりのお子さんに
  • 予算15万円でリアルな音が欲しい方
  • 生ピアノは生ピアノ、電子ピアノは電子ピアノとハッキリ役割を分けて使いたい方

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それではここから、鍵盤・音の特徴を解説していきます。

 

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鍵盤の特徴

HP702の鍵盤は、PHA-4スタンダード鍵盤です。

前モデルのHP601では、PHA-4スタンダード鍵盤よりもワンランク上のPHA-50鍵盤が搭載されていました。

鍵盤の性能は正直なところグレードダウンしています。

弾き心地が悪いわけではない

しかしながらPHA-4スタンダード鍵盤の性能は悪いものではありません。

PHA-50鍵盤ほどではありませんが、タッチのニュアンスに対する精度も高いので、微妙な表現の差もしっかりとつけられます。

鍵盤を最後まで押し切った時なんかも、グランドピアノのような硬い手応えを指先に感じられます。

グランドピアノにもある、鍵盤を押した時のクリック感を再現

HP702の鍵盤をゆっくり押していくと、途中で「カクッ」としたひっかかりを感じる場所があります。

アコースティックピアノも同じようにこのひっかかりを持っています。

このひっかかりを再現していることで、弾き心地がグランドピアノに一歩近づきます。

加えて小さい音を連続で弾いたり優しいタッチで音を伸ばしたり、といった表現もしやすくなっています。

指の滑りを抑える表面加工

白鍵の表面が象牙調仕上げとなっています。

仕上げを施していない鍵盤は、触り心地がツルツルとしているのですが、象牙長仕上げ/黒檀調仕上げは、サラサラとした触り心地になります。

・指が吸い付くようなフィット感

・撥水性が高く、汗をはじく

この二つの効果によって指が鍵盤によく馴染み、演奏中に指が滑ってミスしてしまうリスクを軽減してくれるので、集中して演奏・練習ができます。

 

音の特徴

やはり特筆する点は、音のキレイさとリアルさです。

2スピーカー & 14ワットの出力

スピーカーの数は左右に1つずつの、2スピーカー。

いたって標準的です。

出力は14ワットで、電子ピアノとしては少し低いです。

あまり大きな音では鳴らさないから...という方もいらっしゃいますが、ワット数は大きい方が良い音です。

例として、出力が14Wと30Wの電子ピアノを「音量30」で鳴らし比べたとします。

音量は同じでも、太く迫力のある音で聴こえるのは出力の高い方です。

 

とはいえ、出力が低めでも音がキレイなのは変わりません。

生ピアノと同じような音圧を求めなければ、十分に良い音が出ます。

 

リアルな響きを追求した音源

アコースティックピアノの音が鳴る過程は以下の通りです。

鍵盤を弾くとハンマーが弦を叩く。

叩かれた弦が振動し発音する

その振動がフレーム、響板などのパーツ全体に伝わり、共振・共鳴して発音する

このようにピアノの音は、どこか一部が鳴っているのではなく、楽器全体が鳴らしているものなのです。

 

HP702に搭載されている「スーパーナチュラル・ピアノ・モデリング音源」は、このアコースティック・ピアノの発音過程を再現。

仮想的に作った共鳴音をミックスさせて発音しているため、響き方がリアルと言えるのです。

 

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最後に

HP702は、15万円クラスでは音の再現度が非常に高いことが特徴。

上位機種ほどでは無いものの、鍵盤の性能も問題ありません。

 

この価格でこれだけの性能があれば、ピアノ教室に通っているお子さんの家での練習に、問題なく対応してくれます。

「演奏に表情をつける力」が、より身につけやすい電子ピアノとして、オススメです!

 

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