現代は、鍵盤が重いことが必ずしも絶対ではなくなってきた

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お子さんは「鍵盤が重くて生ピアノが弾けない」と悩んでいたり困っていたりしませんか?

現代の子供達は昔と比べると腕の力が弱く、昔のように重い鍵盤だと弾くことができなくなっているそうです。

そのため、必ずしも重い鍵盤であることが正しいとは言えなくなってきています。

 

ピアノの鍵盤は重いものであり、指だけでなく手、腕など、身体の力を上手く使ってあげないとなかなか弾けないものです。

(詳しくは語りませんが、鍵盤は指だけで弾くものではありません)

皆さんも、鍵盤は力がないと弾けないイメージをお持ちだったり、もしくは実体験としてお持ちなのではないでしょうか。

 

重い鍵盤でピアノを弾いてきた・弾いていた人にとっては

「鍵盤は重いことが正しい」

そんな認識だと思います。

 

しかし、昔と変わらない重い鍵盤でレッスンを受け続けた結果、結局なにも弾けなくてピアノを辞めてしまうお子さんも一定数いらっしゃいます。

 

ではなぜ昔と比べてお子さんの力は弱くなっているのでしょうか。

 

それは身の回りの物が便利になったからです。

 

日常生活で力の必要な場面が減った

今はなにかと便利な世の中です。

様々な商品には工夫がされていて、かつ改善されて続けています。

それは子供たちにも恩恵をもたらしていますが、一方では子供たちの筋力低下の要因にもなっていたりするようです。

家事を手伝うのも楽になった

例えば掃除。

クイックルワイパーなどの簡易なモップなら、力を使わず楽チンにサッと掃除できます。

昔は拭き掃除といえば、雑巾を絞っていたのではないでしょうか。

 

洗剤にしても、吹き付けて放置した後、流すだけでキレイになる商品もあります。

実際のところは放置しただけではキレイにならなかったりしますが、それでもゴシゴシと力を入れなくても軽く拭くだけでかなり汚れが落とせたりします。

 

他、料理にしても電動のホイッパーがありますし、洗濯は脱水力が高いか、そもそも乾燥機能がついていたりします。

 

こういったもののおかげで、よほど重いものを持つ必要がなかったり、強い力を入れて何かをする必要が減りました。

 

単純に物質自体も軽量化がされていたりすることも、もはや当たり前です。

 

その結果、大人はもちろん、お子さんが家事を手伝うにしても、昔ほど力が要らなくなっているワケです。

 

これらのことから、子供たちの筋力は昔と比べると低下していることが仮説づけられます。

運動能力の推移

以下の図は、内閣府のホームページからです。

ちょっと見づらいですが...昔と比べると体力が低下しているデータが出ています。

「筋力が低下した」とは書かれていませんが、腕や指の力との関連性はゼロではなさそうです。

 

鍵盤が軽めになるよう調律している先生も増えた

どうやら昔と比べて腕の力が低くなったようなので、ピアノも昔と同じ基準で鍵盤を重くしていると、当然、子供達は弾くことが難しくなります。

そのため今では、調律の時にやや軽めにして、今の子供達でも弾けるくらいの重さに設定しているピアノの先生も増えてきています。

鍵盤が重くて弾けないから辞める、ではもったいないですからね。

よって、ますます電子ピアノの必要性は高まったと言っても良いのではないでしょうか。

電子ピアノで、まず「ピアノが弾ける体験」を積むのも一つの考え方。

電子ピアノとヘッドホン

アコースティックピアノと同じような重量感の鍵盤を搭載している電子ピアノは、今のところまだありません。

カワイはやや重めですが、それでも生のピアノと比べれば断然弾きやすい方です。

電子ピアノなんて、どれも鍵盤が軽いから練習にならないんじゃ?

でも、ウチは生ピアノを置けるスペースもないし、置けたとしても苦情がきてしまう…

そうなるとピアノは習わせられないな…

そんなふうに諦めてしまっているのであれば、今の世の中の流れはむしろチャンスかもしれません。

 

ピアノの鍵盤は昔よりも軽い傾向にありますから、まずは電子ピアノで始めても昔のような大きなギャップはありません。

それに電子ピアノの性能自体もかなり向上しています。

 

電子ピアノで打鍵力をつけて「弾ける!」という体験をしていく。

 

これを切り口に始めるのも一つの方法です。

 

現代は、鍵盤が重いことが必ずしも絶対ではなくなってきた まとめ

鍵盤は重い弾き心地であることが重要、とは一概に言えません。

電子ピアノの鍵盤では軽すぎて練習にならない、という意見もあるかもしれませんが、重い鍵盤にこだわって弾けなかったのでは本末転倒です。

 

 

電子ピアノでも、練習の仕方や捉え方次第では十分に演奏力を伸ばすこともできますし、

何よりピアノの楽しさを知っていくこともできます。

 

上達することを目標とするのか、習い事として楽しむことを目的とするのか。

ピアノへの向き合い方はそれぞれですので、皆様のお考えに合った楽器選びをしていただければ幸いです!

 

 

〜参考サイト〜

内閣府 平成29年版 子供・若者白書(全体版)  第1節 自己形成のための支援

ベネッセ教育総合研究所

ミサワホーム総合研究所

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